こんにちは。Elmarです。

 

息子が日本の公立小学校に通い始めて、約ひと月経ちました。

 

新一年生のクラスとあって、学級運営の主眼は、子供たちが学校生活に慣れることにあります。なので、息子の学びは、日本語での「お勉強」というより、日本的生活習慣が中心になります。

 

①給食での学び

 

給食での学びは、盛りだくさんです。食器を置く位置(ご飯、主菜、副菜、牛乳)、お箸の使い方、三角食べ、メニューについて(例えば、季節の食材や料理)、挨拶(頂きます、ご馳走様)、感謝して食べることや残さず食べることの大切さ、周りに配慮して食べること(自分が食べ終わっても立ち歩かない)、給食当番では配膳や割烹着を畳むこと、食器の片付け、などなど!先日の授業参観が一年生は給食の時間だったのですが、先生にとっても生徒にとっても、給食の時間=休憩時間ではないんだな、と思いました。

 

②衛生観念

 

一年生の最初の授業は、「トイレの使い方」でした。ハンカチ、ティッシュは、毎日ポケットに入れて持ってくるよう言われます。掃除の時間もあります。給食の前には手を洗うよう指導され、給食前は当番の子供と先生はマスクに割烹着着用です。参観日に息子が手を洗ったあとポケットからハンカチを取り出して拭いていたのを見たとき(そんな彼を初めて見ました!)、日本人の衛生観念の形成に果たす学校の役割は大きいのではないかと思いました。

 

③挨拶、丁寧語

 

挨拶は、どの言語でもあるかと思いますが、日本の学校に行けば、毎日日本語で挨拶する機会があります。学校側も「しっかり挨拶ができる子」に育てるべく指導してくれているようです。職員室に入る時には、「失礼します。○年☓組、○○です。」と言うんだよーと、先日息子が教えてくれました(笑)ドイツでは、文末の「ます、です」や「すみません」「お願いします」など丁寧な文章は口にしなかった息子ですが、今では時たま使っているのを耳にします。

 

端から見ていて、この日本の学校教育を経てみんな「日本人」になるのだなあ、なんて感想を持ちました。

 

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