こんにちは。Elmarです。

 

2月23日に国政選挙が行われるドイツ。

 

先週は、移民政策を巡って、議会が荒れました。

 

最大与党のCDUが極右政党のAFDの支持を得て、移民政策厳格化の決議案を可決したことを受け、与党はAFDにCDUが協力した!と猛批判。公共放送のTVも、CDUがタブーを犯した!みたいな報道でした。

 

私が住む街は、与党のSPD(社会民主党)と緑の党が強い土地柄なので、反極右政党、反CDU・反Merz(現CDU党首)の大きなデモもありました。

 

小3の息子の授業でも、すでに政治の議論がなされるようなのですが、クラスの全員がCDUは、AFDに協力したから「けしからん」という意見だったようです(ちなみに息子は、お家では、どの政党がいいのか分からないから、情報を集めているんだ、という立ち位置でした目)。

 

最近のドイツ世論では、「反極右」もポピュリズム化しているというか、感情的というか、そんな印象を受け、私は、よく解せませんパー

 

私が思うのは、

  • 1月にバイエルン州の公園で起きた殺傷事件(犯人は、亡命が許可させず出国命令を受けていたアフガニスタン国籍の人)を受けて、Merzが移民政策厳格化の決議案を出したのは、政治家の仕事として当然であること。逆に幼児が殺せれるという事件を受けて、政治が動かないのはどうなんでしょうか。
  • AFDが賛成する決議案を出したらブーイングを受けるなら、ドイツにとっていいと思う議案は全て取り下げないといけないのか。それは、民主主義に反するのではないのか。
  • 政治家が決議案を出すのは仕事のうち。決議案を通すのか通さないのかを審議するのは、民意で選ばれた政治家な訳で、AFDだって、言ってみればもはや民意の一部。それを「AFDは、ナチだ~」みたいな感情論だけで取り扱うと、逆にドイツは道を踏み外すんではないか。
など、など。
 
そもそも、何故にMerzが「AFDに協力した」を解釈されるのか私には解せません。もちろん、Merz本人も、擁護派もそのように考えていません。
 
投票の際には、移民政策以外にも、経済、環境、社会福祉と選挙の論点はありますから、そこそこ時間をとって、各政党を吟味する必要がありますね。
 
って、私には、ドイツの選挙権がないので、そもそも、そこまでリサーチする意欲がないのですが、息子に、「ママだったら、どの政党に入れる?」と聞かれたので、今回は、自分なりの答えを出そうかなと思いますニヤニヤ
 
ドイツ在住の皆さん、今のドイツ政治に何か一言ありますか?パー