こんにちは。Elmarです。

 

今日は、息子の小学校の3者面談に行ってきました。

 

息子の小学校では、年に3回3者面談があります。前回は、小学校に入学したばっかりの時期で、保護者と先生の2者面談でした。なので、今回が息子本人も交えた初の面談でした。

 

日本で育ったアラフォーの私は、「面談」と聞くと、何故か自然に身構えてしまいます。私は、真面目な生徒でしたので(笑)、先生にあれこれ注意された記憶はないのですが、自分より立場が上の人と話すとなると「何か批判されないか?」と身構えてしまうんですね。

 

なので、息子の学校の3者面談に行って、良い意味で度肝を抜かれました!

 

まず先生が息子に聞きます。

 

「入学してからの半年間の学校生活で、自分の何を誇りに思うかな?」

 

そして、息子の答えをポストイットに書いて、積み木に貼り、積み木を積んでいきます。先生も、「○○を頑張ったな、いいなと思ったよ。どうかな?」とお手伝いしてくれます。そして、「私の強み」と書かれた紙に、積み木のポストイットを貼り付けて渡してくれました。

 

1.息子が得意なこと、頑張ったこと=強み、として見てくれている。

2.息子自身がそれを見つけるよう促してくれる。

3.息子の強みを、最初は積み木の積みあがった高さとして視覚的に見せてくれる。

4.最後は紙に纏めていつでも見返すことができるようにしてくれる。

 

凄い先生だな!と思いました。

 

もちろん、強みを見た後は、これからもっと頑張った方がいいポイントにも触れます。これも先生が手伝いながら、具体的にこれからどうするか息子と決めていっていました。

 

例えば、「自習の時間に、集中力がなかなか続かないようだよね、どうかな?」と先生が聞きます。息子も同じ認識だと、「周りがうるさいと集中するのが難しいから、ヘッドフォンを付けたらどう?」と先生。息子が、ヘッドフォンはきつくて耳が痛くなるから嫌だというと、「ちゃんと、調節してあげるよ。」とか、「ヘッドフォンでなくて、お家から耳栓を持ってきてもいいんだよ」と柔軟に対応してくれます。「そもそも自習の時間が君には長すぎるのかな?どう?」と先生。息子が「長すぎる。」というと、「じゃあ、途中でちょっと休憩して、外にちょっと出て戻ってくるとかはどう?」と、学校側が許容できる範囲で個人に合った解決策を考えてくれるんです!

 

私の子供時代は、学校の時間割に子供が合わせるのは当たり前だったので、私自身「集中できないのは、その子が悪い」という考え方をしがちなので、この3者面談で私も学ぶものが非常に多くありました。

 

息子は、家から一番近い公立の学校に通っていますが、この学校は、生徒各自が自分自身で考え、行動できるようにする教育方針で有名で、独自色の強い学校ではあります。なので、ドイツにある全ての学校がこんな感じで運営されている訳ではないと思いますので、日独比較として纏めることはできません。でも、私の受けた小学校教育と息子が受けている小学校教育は180度違うことは確かです!

 

7歳から自分の強みに取り組んでいたら、どんな大人になっていたんだろう・・・と答えの出ない問いをしてしまう私です(笑)

 

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