木曜の午後は休診ですが、
帰宅して診断書などの文書作成をしています。
北九州市で中学生を刺した人が逮捕されました。
「怒鳴り声がすごかった」「軍隊のような音楽を流していた」「夜中にカラオケや怒鳴る音や爆竹の音がしていた」とご近所の評判だった方だそうです。
この情報だけでは犯人が精神障害者なのか、右寄りな方なのか、はたまた両属性なのか判別できません。
今後、医療観察法に則って「精神保健判定医」と言う国家資格を持つ医師が「精神鑑定」を行うでしょう。
具体的には、2〜3ヶ月間程度、犯人を精神科閉鎖病棟で検査・診察等をして(病気かどうかを判断するのが目的なので治療はしなくても良い)、何十枚にも及ぶ報告書を書いて、出廷もして、と言う業務です。
その結果、数ヶ月間は暮らせるぐらいの報酬が国から支払われます。
ボクはこの資格の取得要件を満たしていますが、今より忙しくなると確実に死ねますし、下手に資格を持っていると鑑定依頼が来るので生涯取りません。
【結論】薬も過ぎれば毒となる