平瀬美里、20歳の夏。そして・・・ | モノノフLv.1のブログ

モノノフLv.1のブログ

ブログの説明を入力します。

(公式インスタグラムより)

3Bjunior出身、その中ではロッカジャポニカ→B.O.L.Tというユニットに属し、圧倒的な声量と外したところなど見たことがない音感で、「推し」なるものを持つことは控えていた小生も「贔屓筋」なる言葉で置き換えて応援して、グループ脱退時は芸能活動も辞める決意を見せたが、再度ステージに戻ってからは舞台を中心に活動をしている、平瀬美里・みぃちゃんが、この8月6日に20歳となった。

小学生でスターダストプロモーションの門を叩き、2014年の3Bjr発足以降、大人社会のルールのみならず大人社会の理不尽さを肌身で感じてきた彼女にとっては、年齢による成人認定の遥か前から成人に達していたと言っても過言ではないだろう。制度のほうが彼女にようやく追いついたというところだが、それでも、小生みたいな古い人間は、やはり制度というものには抗えないもので、どうしてもこの言葉を捧げずにはいられないのである。すなわち、

 

みぃちゃん、

晴れて大人の仲間入り、

おめでとう!

 

・・・と、その日からもう2ヶ月近く経ってから書くという、なんともおざなりな祝福などあったものではないが、彼女の20歳の夏も大変充実したものであったことを、これまた今さらながらではあるが、記録にとどめておきたい。

 

①HIRASE MISATO 20th Birthday Event(8/7昼夜2部制 五反田G3)

 

とにかく小生が一番いいなあ、と思ったのは、この生誕イベントはみぃちゃん個人とかスタダ主催とかの自主企画ではなく、これまで何作もみぃちゃん出演作を手掛けてくれた、フォーエスエンタテイメントさんが主催ということだったよね。驚いたことに、フォーエスさんとして入場整理から物販などをしれくれる男性(村田優さん)が、なんとベース奏者としても参加していたの!これ以降、」小生が敬意を込めて入場列に並ばせてもらっているのは言うまでもありません。このように気心も知れたスタッフさんに囲まれて、この日のみぃちゃんは、完全に一人のアーティストとして歌声を披露すれば良いだけで、主催当事者の一員としての気遣うようなことなく、存分に、あの低く強く外さない声によるコンサートを披露できたと思います。

こちらが両部のセットリスト。小生は、ももクロが大きくなってからスタダを知ったにわかなので、昼の部の最初が「ダイビング」と言われても、前奏で「おおっ!」となることはなかったけれど、「風吹けば恋」は、ロジャポ時代のカバー曲で良く歌っていたので、これは「むむっ!」ってなって、そしてもちろんラストの「想い星」では、「ああっT_T」ってなったよね。この曲、3Bjuniorとして発売されたCD音源が、いずれも「迷路のようなこの世界で負けそうになる時」という2番の部分は、みぃちゃんで収録されているのも嬉しいのよね。

それから、両部とも2曲目くらいだったかな?なんか、風船的なものがフロアの後ろから出てきて、客終わりでそれを手にした人に、お土産お持ち帰りみたいなこともしてたっけか。で、どちらの部かは忘れたけれど、手にした人が、昔、とくにロジャポ時代にはよく来ていたTO級の人で、その人、演劇会場では見かけなかったなあ、となり、応援のしかたも様々だねと思った。その他にも、ロジャポ時代のファンも結構見かけたので、その意味では「ダイビング」とか「夏花火センチメンタル」「また明日」などの曲を披露したのは、その人らには良かったんじゃないかしら?その分ロジャポ曲が無かったのは、昨年の、坂下先生の発表会形式でのライブと違い、いろんなしがらみもあるんだろうけど、ちょっとだけ残念でもあったかな。なお、夜の部の本編衣装は浴衣で、夏曲主体で構成して、アンコールは、

この、白地に柔らかい四角のデザインが優しい記念シャツでしたな。

で、この、シャツのデザイナーが、先ほどのセトリ表の右側に名前があるとおり、

 

ヤマウチアミ

 

とあり、そう、あの、ロジャポのリーダーで、当時は「内山あみ・あみぽん」として活動していた、山内あみさん。この日もアンコールで、我々からしたらお約束的サプライズステージ登場だったけど、そこは20歳でもまだまだ純粋なみぃちゃん、上がるとは思わなかったとやや喜びの涙も交えて二人がハグ。先述の昔のファンも含めて、誰もがほっこりとした瞬間でしたな。ちなみに山内さんは、これも彼女が現役時代はよく現場にも来ていたお母さまもお連れしていて、これまた懐かしかったし、みぃちゃんもライブ後にセトリ表配るときに、「・・・どうぞ、って、えっ、なんだパパかよ。いいや持って行って!」と、お父さまも軽い感じだったりと、なかなか味わい深いものがあったね。さすがにチェキ撮影には並んでなかったようだがwww、一人ひとりのファンそれぞれに独自に対応するみぃちゃんのこと、長く列が絶えなかったね。

 

※余談

山内さんは、現在はおもにイラストレーターという形で表現の世界に復帰していて、この8/27に、ここ、

TSUTAYA町田木曽店で、キッチンカーの一日店長として来店。写真を撮って載せている人もいたけど、小生は本人に聞かなかったので撮影もしなかったけど、「山内さん的には、コーヒー買うほかは何をすると良い?」なんて聞いたら、山内さんなんて呼んでいただいて、と、これは本人はどうなんだろうかな?はともかく、彼女的には、

こちらをお買い上げが良いということで、では姪にでもプレゼントしよう、と言えば、

 

姪御さんがいるんですね。

女の子ですか?

 

と、いやあ、この辺は、あみポンコツなんて時代を彷彿とさせましたが、

 

山内あみさんのこれからに幸ありますように!

 

②舞台 時を駆け抜ける少女(9/23~9/25全6公演。9/23ソワレと9/25千秋楽マチソワ両部観賞)

今年の夏は9月一杯まで暑い日が続いたこともあるけれど、小生としては、生誕ライブで熱く盛り上がり、さらに、この舞台の概要が明かされていたこともあり、本人にも「今から楽しみ」と告げたように、アツくなる一方のまま、ついにその日を、新宿SACT!という地下のライブハウスで迎えた。

この舞台の何がアツいって、それは、彼女が去年「ワタシタチのキョリ」という舞台で復帰した後の3作品目に主演した、「早稲田の中心でROCKを叫ぶ(ワセチュウ)」という、かつての名著のタイトルをパクった作品が、小生には殊の外楽しくて、その時の強烈な3人の演者さんと再共演するというのがワクワクだったからなの。その3人とは、ワセチュウでみぃちゃんと敵対する、早稲田金融なるヤミ金業者のメンバーで、

 

青木竜象

池田明日香

MOE(当時は見城萌)

 

の織りなすアドリブギャグに、まあ腹痛めたほど笑って笑ってwww。とくにベテランの青木さんには、みぃちゃんも果敢にアドリブで応戦して、演りすぎて良いところダメなところのメリハリを、本番を通して体感させてもらえたことは大変に有意義だったと思えたのね。それだけに、今度も期待しかなくて、どんなことをしても初日から行く予定だったんだが、これがリアルでどうしても外せない用事が押してしまい、やむなく初日のソワレにまで期待をキャリーオーバーして地下に潜入したの。

ここが、また去年の会場である早稲田Rinenを彷彿とさせる、薄暗く手狭なフロアで、電波も悪く携帯も通じないのまで同じwww。そこにぎっしりと50人以上詰め込んでいて、初日こそ小生は奥の段が高いところで舞台が良く見えたけど、千秋楽マチネでは、その前の畳敷になっているところに胡坐をかいて2時間以上も座りっぱなしwwwという席に。それでも、その2時間以上は、それほど足の痛さもしびれも軽度に感じるほどに、やや期待したものとは異なるものの、やはり楽しく過ごせた短い時間だったね。

 

あらすじは、令和の秋葉原で、トモ(平瀬)とヒロ(こはる。)は「尾道54」というユニットとしてアイドル活動に励むがなかなか芽が出ない。ある時突然目の前が揺れると、昭和の秋葉原にタイムスリップ。それは歌の神(青木)が二人に試練的に起こしたもので、令和に戻るには二人が昭和ヒット曲を歌い100点を出せというので早速試した「時をかける少女」は不合格だった。

やがて二人は、昭和で芸能マネージャーとしてスカウト活動をしながら、社長の川崎(青木・二役)に怒られては「勝手にしやがれ」と陰で抵抗する加瀬(池田)と出会い、加瀬は川崎に新人として紹介するが、川崎はタレント兼プロデューサーとして絶大な力を誇る黒柳(なかがわあつこ)に、帳新超新人として松田今日子(きなこ)の売り出しに余念なく二人を歯牙にもかけない。今日子も、悪意はないが天然な言い方で二人をイラつかせるなどもあり、二人は今日子を、可愛いだけのアイドルでdisってやると黒柳の番組を見学。

そこでは、ピンクレディーズ(ミイコ 大岩根綾奈・ケイコ MOE・ランコ 中山碧瞳・ミキコ 濵田栄美・スーコ 夢乃つきの)が「サウスポー」、シブ年隊(錦本木まさきよ 吉井智洋・薬師丸のりひで 勝村友紀・植布川としかつ 川北和郁)が「仮面舞踏会」を、見た目と裏腹にしっかりと、しかも生バンドでしっかりと歌い踊る。時には上下にハーモニーをかぶせたり、フェイクを入れたりしながら。そして今日子は、ダンサーのスクールメイコ(石原愛翔)の強くも柔らかいダンスをまといながら「青い珊瑚礁」を魅せて歌い、二人はdisるどころか実力に打ちひしがれる。その二人を慰める加瀬にほのかに好意を持つトモは、ヒロが歌い始めた「まちぶせ」に2番から加わるが、歌神の評価は72点でまたも不合格。

落ち込むトモに、加瀬とヒロは今日子を連れ出してトモに引き合わせる。ヒロは自分たちが未来からきたことを話したらしく、今日子は未来のことを教えてもらう代わりにアイドルとしての極意をトモに教えると約束。さらに歌神が二人にあと2日しかないと告げにくると、背に腹かえられなトモも応じると、今日子は「みんなでてこい!」と呼べば、ピンクレディーズとシブ年隊とメイコ。10人が自己紹介から早速アイドルの魅力を見せて、みんなでぶちかまそう!と「少女A」を華やかに歌い上げる。

トモと今日子は打ち解けたのか、皆が買物に出掛けたところで二人きりになり、この時代だけどまだ未発表だった「時をかける少女」が聞きたいとトモに頼むと、バラード調で歌うトモだが、歌詞が「やがては未来に戻るべき自分」とリンクすることにお互い気づいて物憂げになる二人。やがて皆がもどり、ヒロが未来のこと、スマートフォンの操作などは始め盛り上げると、歌神がそれを咎めに降臨するが、今日子は、さっきもいたけどこの人は誰?トモに聞く。他の10人もその姿は見えているといい、神としては罰せられるとしてこの場は逃げる歌神。トモとヒロは難を逃れるが、もう一人、未来の秘密を知り、スマホを手に入れようと企む者がいた。

それは川崎社長で、さっそくシブ年隊とメイコを操りヒロを拉致すると、いよいよ最終日の今日に100点を出さないと永遠に帰れないトモは、ヒロを探そうとするが、せっかくの黒柳の番組出演でその機会を逸することにもなる。今日子は黒柳に順番を後にするなどをお願いするが、黒柳は認めない。そこに、元々アイドルになりたかった自分がトモにその夢を託したというところか、加瀬がアイドル扮装で現れ自分が穴を埋めるとトモと今日子を送り出す。

 

♪愛は奇跡を信じる力よ

 

と「HERO」で鼓舞して川崎に立ち向かうトモたちは、ついに川崎からヒロとスマホを奪還して、その頭髪をめくると、そこは「千秋楽」と書かれた禿面が!川崎は恥じをかいて退場。急いでスタジオに戻るが黒柳は出演を認めない。今日子を始め10人も懸命に許すことを願うと、ついに黒柳も折れて、頭からキャンディを出して頑張って歌いなさいと許す。

いよいよ生放送直前、これで100点なら帰れるトモとヒロだが、今日子は二人と別れたくない、この昭和で一緒にいようと言い出す。同様に居たいという者と、未来に戻るべきと言う者と二分し、加瀬はトモ次第だと決意をい流せば、ヒロは、トモの後ろを従いてきただけだからと、どんな答えにも応じると優しく微笑む。決められないトモに、メイ子が突然叫び出し、歌えず踊ることでアイドルを見て来た自分だからわかること、として、帰る帰らないの前に、待っているお客さんをほったらかしだろうと全員に怒りをぶつける。その姿に、トモはお客さんがいたから歌って踊り、喜んでもらっていたことを忘れていたことに気づき、帰るか帰らないかはお客さんに決めてもらえばいい、と決意。それに今日子ほか全員も目覚めて、トモとヒロにそれぞれが、ある者は歌い、踊り、それぞれの想いを告げる。そして、全員で、

 

♪なんてったってアイドル!

 

と「なんてったってアイドル」を、そう、楽しく笑顔で、観客の誰もが喜ぶだろう表情で歌い踊ると、果たして歌神の採点は!?

青木さんとのチェキ撮影で、少しお話を聞けたんだけど、元々は「ワセチュウ」で、こうした歌とダンスとギャグと芝居とを生演奏で楽しむ、というエンタメをやりたかったそうだが、諸般の事情で今作で表現したという。みんな好きやろ?には、顔が怖くても、はいっ!って二つ返事するしかなかったよねw。こうしたすべての要素があると、とくにアイドル出身役者や若いタレントさんは、お客さんに、この部分は強いとか、そういう点を魅せる機会もあって、観客に成長ももてもらえるし、とも言っていて、なるほどそういう点もはいりょされているんだねえ。なお今作は、青木さんの登場場面でギャグやコントやミニ漫才を凝縮した感じで、芝居部分はしっかりと松野さん(劇団アニマル王子)さんが脚本演出していたとか。

でも、その芝居部分でも、それは一定の許しも得てのことだろうが、池田明日香さんが、ワセチュウよりさらにパワーアップで、ちょいちょい小ギャグと、

(配信から。これだけはごめんなさい見逃してw)

おバカメイクで笑わせて、なかがわさんはほぼほぼ笑っての進行w。それでいて、勝手にしやがれ、では上ハーモニーを鮮やかに入ってくるしで、まあ、なんでもできちゃう芸達者ってところで、相木さんも、相棒や!って言いながら、こっち側は戻れんで、とも脅していて、果たしてどうなるんだろうかw。

この池田爆弾に、でも、きなこさんも笑うものの、すぐ後のトモとの別れのシーンでは、自然の涙が頬を伝うのよ。誰かが、芝居で涙を流せることは決して名演とは限らない、と言っていたのを見たことあるが、それでも素人には、これだけの感情込めと、すぐに切り替えて素に戻れるのは、プロってこういうことかなと思わされたけどね。さすが田口組長の傘下で芝居の基礎を仕込まれた、ブランチレポーターだけのことはありますな。

こはる。さんも最後の挨拶では、みぃちゃんの姿勢に心打たれたと言われていて、稽古から本番まで常に考えたりしている姿がその要因だったらしいけど、前に共演した時(晴天に雨)での、真の悪役へ豹変したところとか良かったよね。今作はおバカの相手役で、みぃちゃんの良き相方を務めてくれていたね。

MOEさんは、大千秋楽の青木さんからの個々へのお礼で涙ぐんでいたけど、今作は青木さんとの絡みが無い分抑えというか、共演者として務めていたけど、前作でも見せた、指さして「殺すっ」とかは青木さんが取り入れて書いたそうでした。またチェキのカメラマンとかも積極的に手伝うとか、フォーエスさんのイベントはこういう点もなんかほっこりするのよね。

ミミちゃんは、播磨と一緒だった「パニモン」に引き続いてのお笑い系の芝居だったけど、彼女も青木さんとの絡みは少ないので、自分でのアドリブなどは限られたけど、袖からとか稽古中からで見ていただろうものを活かしていけばいいと思う。

大岩根さんことダイコンちゃん、は、敢えて言えばストーリーに絡む役どころとして、もう少し登場しても良かったと思う。ピンクキャンディーズの一員って以上でも良かったかなということだけど、青木さんも最後の個人へのお礼では、とにかく元気で演ってくれればいい旨を言っていたように、相変わらずからりとした姿で元気をもらいました。

そして青木さんが、歌の面で入ってもらったという濵田さんと夢乃さんは、もう最初の時をかける少女での上パートのハーモニーが、みぃちゃんの低めの声をハイトーンが実にマッチしていて、これは誰?となって探したもの。濵田さんは音楽大学に通う学生さんでみぃちゃんより1歳下という。まだこの仕事は初めて間もないそうながら、何作か舞台を経験しているようで、これから機会あるだろうか。夢乃さんは、とにかく「異邦人」とかを口ずさむキャラなんだけど、本当に歌いなれているみたいで素晴らしいの。こちらは音楽大学卒業らしく、こうした芝居でその力を発揮できるのは、まさに青木さんの狙いなんだろうね。

シブ年隊の3人も、まず吉井さんは、感情を表にださないポーカーフェイながらもなかがわさんのぶちゃぶりにも対処するなどもあり素晴らしい。彼もチェキのカメラマンも率先してくれて、みぃちゃんファンはかなり感謝したほうがいいねw。

勝村さんは、実はなかがわさんと協力で振付もサポートしたそうで、そう、曲ごとに振付はオリジナルで作っていたのもすごいよね。熱いことを劇中言う役どころだけど、実際もアツいんだろうと感じさせてもらったね。

川北さんは、青木さんが、バッチグー(劇中の植布川の決め言葉)が、もうそのものだったのが良いって言っていたのね。実は彼と千秋楽マチネの時、並び中雑談したんだけど、彼もアイドルのファンでもあって、林田真尋さんも居たフェアリーズだったとのことで、おぢさんがアイドルとかアレでしょ?とか振ったら、いいえなんてありがたいこといってくれたがねw。

そしてなかがわさんは、黒柳のアメ出しを、最初は照れてやっていたのを、勝村さんだったかな?が、堂々と見せてとお願いされてから吹っ切れて、みたいなことを言っていたね。若い人が多い作品に、こうした中堅の演者さんや、裏方的にも動ける人は心強いし重宝されていいと思うね。

そして最後に、メイコ役の石原さんは、後半での、あの未来に帰る・帰らないでの爆発絶叫シーンが素晴らしいんだけど、金曜ソワレの青木さんの裏話で、これ青木さんが営業で行った先での出来事をほぼそのまま再演したものらしく、その時の妙な感動を、石原さんが少ない経験で感情を思いっきりこめてくれて狙い通りだった、と言っていたが印象的。本人ほんとダンスのみで頑張ってきて、この長セリフに最初は帰りたいとなったそうだけど、これでハマるんじゃないかしら?

 

さて、みぃちゃんは、まず最初のチェキ撮時に言うには、とにかく、自分は抑えるところと(アドリブなどで)攻めるところのメリハリを自分なりに意識したと言っていたかな。それは、まさに前作の「ダンスライン」で小生も記事に書いたことで、あの時は、本当もっと遊んでよい演劇部部長だったのを抑えていたけど、なるほど、彼女もそこは常にあるんだね。もちろんみんなが演りすぎてはいけないけど、今作は主役でもあり、かつ青木さんとの絡みはやはり多かったので、そこは決めて、今日子やヒロとのシーンは、時に受けにも回るなど、当然ではあるけども、自然にそれが出来ていたと見えたのが素晴らしかった。そして、時をかける少女のバラード部分での、あの歌詞リンク気づいた後の戸惑い的表情(それに応えるきなこさんも素晴らしいの)なんか素晴らしすぎてごにょごにょしたものね。それでいて、石原さんの熱演を受けての、トモとして、お客さんに決めてもらう!って決意の表情も良かったし、川崎たちにバカにされてのブーたれる表情とかもそうで、今作は、こうした表情の豊かさにも気づかされた感じがあるね。この辺もますます進化というところだろうか。

そしてもちろん、歌手・平瀬美里の実力も当然健在で、最初の時をかける少女の、あの低い声での力強い、あなた私の元から~、は唸ったよね。原曲の原田知世さんのハイトーンがあるだけに、余計につええなってなったし、あとは、とにかく濵田さんと夢乃さん、ときには、きなこさんもハーモニーで高音交えてくれるから、余計にみぃちゃんの強さを引き立たせてくれた気がするの。歌でも、今回共演者にサポートいただいたのはこちら側としても貴重な機会でしたな。そして芝居を終えた後でもインスタグラムで、作品への接し方な,ども自分の言葉でしっかりと言っていて、ある人は、書きたいこと全部言われた、とコメントされていたけどそれは小生も同じで、コメントテロを封殺されちゃったよw。

10代を駆け抜け、作品で時を駆け抜けたと同様に、この夏もあっという間に駆け抜けたみぃちゃんの20代も、瞬く間に駆け抜けていくんだろうな、なんて嬉しい反面、確実に老いゆく我が身は、どこまで追えるのかな、なんてね。さらに進化して進んでいってほしいね。

 

 

 

そして・・・

インスタでも匂わせまで身に着けていたように、

 

1年半ぶりに、

墨尾優として、

彼女は屋上にもどってくる。

 

2022年11月23日から11月27日まで全8公演

新宿村LIVEにて、舞台

 

アリスインデッドリースクール永劫

出演決定。

 

チケットこちらから!