ガンに自然退縮をおこさせる薬(仕組み)-4 | 松野哲也の「がんは誰が治すのか」

松野哲也の「がんは誰が治すのか」

治癒のしくみと 脳の働き

 

 

 プロポリスに含まれ殺がん細胞活性を示す PM-1, PRF-1, カフェイン酸フェネチルエステル ( それ以外はまだ調べていませんが )  は, DNA転写調節因子・NF-κ (カッパ) B の異常活性化を抑制します。要するに、発がん が阻害されるのです。

 

下図。上:マウスの皮膚に 12-di-methylbenz(a)anthracene (DMBA) という強力な皮膚発癌剤を塗りました。

   下: マウスの皮膚に DMBAに PM-1 を混ぜたもの を塗りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 驚くべきことは、PM-1が皮膚になんらの障害も与えないことです。マウスの皮膚の状態は通常以上に良好でした。

通常の治療に使われる抗がん剤でしたら皮膚にびらん等の重篤な障害が生じます。看護士さんが抗がん剤を扱う際、手袋をしているのはそのためです。

 同じような成績はカフェイン酸フェネチルエステルを使っても得られました。

 

 さらに、プロポリスの水溶性分画から単離されたPRF-1は、azoxymethane (AOA) による 大腸がんの誘発を抑制しました。

 

 

 

 人工コロナウイルス感染による死亡は、IL ( インターロイキン )- 6 と NF-κB がからんだ サイトカイン・ストームによるものと考えられているそうです。プロポリスも少しはお役に立てるでしょうか。