足の親指の爪に亀裂が入った!爪甲剥離の対処法
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皆様、こんにちは
アーティスティック、且、メディカルな視点で15年。
2万人以上を施術してきた美爪師・マニキュアリストの桂子です
※英語でネイリストは「manicurist マニキュアリスト」。
マヌス(手)・キュア(手入れ)が語源で、爪の手入れをする事をマニキュア、爪の手入れをする人をマニキュアリストと言います。
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足の爪はぶつけやすかったり、物を落としてしまったり
爪甲下出血をした場合、多くは爪が滑落します。
既に完全に爪甲剥離を起こしている部分を少しずつカットしていきます。
いきなり剥離を起こしてる部分からカットすると、爪の厚い足の親指の爪はカット際の圧により無事な部分に亀裂を深める/生じさせる事があるので必ず端から様子を見ながら少しずつカットしていきます。
ドライの状態で無理に取ろうとすると逆に怪我をさせてしまう恐れがある為、一度フットバスに入れて頂きふやかします。
このような場合は爪甲下が怪我して直接カサブタになっている訳ではなく、爪の間に血の塊が詰まっているだけなので、ふやかしてあげればガーゼクリーンで簡単に取れます。(但し「血液の塊」なので直接触る事はないように注意!)
そして、爪甲剥離を起こした部分にもラッキーな事にアンダープレートが薄っすらと残っているのも分かりました。
お湯でふやかす事で、皮膚と爪では水分の浸透速度が違うので爪の部分か否かが判別できます。
このままではいずれ吹っ飛んでしまったり、深爪状態では陥入爪になる恐れもありますし、見た目も悪いです。
こういう時には、アクリルで形を整えてあげます。
必ず3週間で様子を見させて頂くお約束を忘れずに。
外傷を伴う爪=細胞が壊れている状態ですので、必ず菌の増殖を防ぐための対策を行ってから、アクリルを乗せましょう。
→菌の増殖(いわゆるグリーンネイルなど)を防ぐ対策はこちらから
亀裂が入った時に生じた爪の凹みが2本見えます。(図の矢印、囲んだ部分)
この凹んだ部分にもしっかりサンディングを行い中浮きしないようにします。
足の爪は平たく、周りのお肉も固いため、フォームははめにくいです。
また外れやすいので常にフォームを押さえておきます。
そんな状態ですので、ジェルスカルプは操作性の問題で不向きですのでアクリルスカルプです。
フォームが刺さったりして痛くないかの確認をしたら、アプリケーションに移ります。
フリーエッジが残っている場所も、衝撃から若干の剥離を起こしていたのと、足のお爪は指と同じ長さでキープしないと陥入爪(巻き爪)になりやすい為、全体的に少し長さも出しました。
勿論、ハンドではないのでピンチなんて入れないで下さいね。
アクリル技術が未熟だと、アプリケーションが終わった段階で既にリフトしている場合もありますので、アクリル技術の熟練者が行う必要があります。
固まったらフォームを外して形成します。
ハンドにも言えるアクリル技術に共通することですが、アプリケーションの段階で均一な状態であれば削りは本当に表面をなぞる程度で済みます。
表面も均一で、どこもリフトしていません。
厚みも均一です。
フリーエッジをナチュラルでネイルベッドをクリアで作ってしまうと、義爪としてはより自然に見えますが、状態がよく分かるようにフリーエッジも全てクリアで作る事をお勧めします。
足はトラブルが起きやすいですが、やはり美しく保ちたいですよね
(ネイリストでない方は、途中から専門用語が出てきて、???、な方もいらっしゃったかもしれません)
ブサイクな状態のお爪で様子見をしたり、諦めて放置したりしないで、信頼のおける技術のあるサロンでお手入れをしてもらいましょう
love,
Paula Keico
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ネイルデザインは インスタグラム から
(IDは、noelrose.nail です)
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