正しいフォームのはめ方 ~フット編~
アーティスティック、且、メディカルな視点で15年。
2万人以上を施術してきた美爪師・マニキュアリストの桂子です
※英語でネイリストは「manicurist マニキュアリスト」。
マヌス(手)・キュア(手入れ)が語源で、爪の手入れをする事をマニキュア、爪の手入れをする人をマニキュアリストと言います。
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今日は、フットにアクリルスカルプを乗せる際の正しいフォームのはめ方です。
基本はハンドと同じです。
①フォームのセンターガイドラインが爪の中心を通っている
②縦も横も並行に真っ直ぐ装着する
③爪とフォームの間に隙間がない
④フォームの形が、爪の丸みに沿ったCカーブを描いている
ですが、なかなか難しいですよね。
しかも、フットでアクリルスカルプを乗せるという事は、何らかのトラブルがあるゆえに乗せるので、通常とは違いカットも複雑で、足なので脇のお肉が邪魔をしてなかなかはまらない。。
分かります、分かります。
でも、ちょっとしたコツを覚えれば、簡単にはめられるようになりますよ
勿論ハンドにも共通していますので、ハンドにも使えるテクです。
まずは、装着前の状態から。
多少でもフリーエッジがあるなら少し残して綺麗に整えて下さい。
フォームの角が引っ掛けられる利点と、いずれ自爪が伸びたらオフするので、なるべく残しておいてあげましょう
(ハンドで折れた爪を他と長さを揃える為の長さ出しではなく「スカルプ」を楽しむ為の場合はフリーエッジはイエローラインに添ってファイルしましょう。)
キューティクルのプッシュアップ、サンディングをしたら、フォームをはめます。
①まず、縦のセンターを爪のサイドラインから見極めます。
②キューティクルラインがまっすぐな方は殆どいらっしゃらないので、そこは無視してイエローライン付近で横のラインを見極めます。(ストレスポイントを結ぶ感じで)すると、図(↑)のように、フォームのガイドラインと縦も横も並行になります。
そして、ちゃんと欠けた側もきちんとフォームがはまっているかがポイント。
無理やりはめてしまうとフォームが刺さって痛いので、お客様に痛くないか確認しましょう。
そして大切なのは上からだけでなく、フォームと爪の間に隙間がないか確認。
ここに隙間があると下に漏れてしまうので要注意。
また、爪の丸みに沿った整ったCカーブがあるか、フォームの先で確認する事。
最近のフォームは形状記憶されるので、はめる前にあらかじめ筆キャップやウッドスティックに巻きつけてCカーブを付けておくと、はめやすく、Cカーブも綺麗にできます。
勿論、横からのフォルムも確認し、フォームが下がったり上がったりしていないかチェックしましょう。(写真を撮り忘れてしまってごめんなさい)
きちんとフォームが理想的な形ではまったら、アプリケーションに移ります。
※アプリケーションに関しては こちらの記事 からどうぞ↓
※アプリケーションに関しては こちらの記事 からどうぞ
アプリケーションの記事 でもお伝えしましたが、足にアクリルを乗せる場合、3週間毎にチェックをさせて頂く事と、フリーエッジをナチュラルで作るとより自然に見えますが爪のトラブルを避けるため、爪の様子が見えるクリアをお薦めします。
また、アプリケーション記事ではジェルを乗せるためにキューティクル側を空けていますが、ジェルを乗せない場合やポリッシュの場合はきちんと根元から乗せてくださいね。
さて、問題のフォームのカットです。
大体のフォームが丸くなっていると思いますが、「イマイチ形が掴めない・・・」という方は、
①このように(↑)フォームを真っ直ぐにカットします。
②頭の中で爪の左右のストレスポイントを結んだ直線をイメージ(↓)します。
※こちら↑は、欠けているのでストレスポイントはその下と取ります。
欠けていない場合は本来のストレスポイントで結びます。
③真っ直ぐにカットしたフォームと結んだ線を、頭の中で照らし合わせます。
④そこからイエローラインと同じ形にフォームをカットしていきます。
そして、ポイントは図(↑)の黄色で丸をした部分
⑤少しV字型に切り込んで、お肉が当たらないように脇も膨らませるようにカットします。
これがあるのとないのでは、全然違います特に足の爪はお肉が厚くて手のようにスキンダウンができないので余計に重要です。
勿論、ハンドにも応用できます
今日使った画像のお客様の場合、右側だけ欠けていたので右側だけV字型の切り込みを入れましたが、両サイドの場合は両サイドともV字型に切り込んでみてください
正しいフォームのはめ方を、今一度確認して綺麗な義爪をつけましょう