自分ヒストリーの中に情熱はあるのか? | SHOW-ROOM(やなだ しょういちの部屋)

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曲も人間も、CMからパッと売れた!あのCMから火がついた!という話はよく聞く。


本当によくあることなのか?


冷静に観ていると、1人の若い女性がメインのCMの中には、それ以降鳴かず飛ばずのタレントは結構いるものだ。


それは毎日頻繁に目にするCMでも。


ドラマでも、主役を張った女優なのに、その後もイマイチ伸び悩んでいる人も少なくない。


また、全くの新人女優が初めて出たCMや、無名の新人の頃に出ていたCMでインパクトを与えて長年芸能界に存在している人もいる。


高島礼子さん、水野真紀さんなどがそうだと思う。


逆に、多くの人が美人だと認識できるのにドラマで主役を張れなかったり、1回主役をやっただけで終わっている女優もいる。


これらの差って何だろう。


見る人それぞれに伝え感じさせるもの、感性の違いがあるので一概にこうだ!というものが難しい。


男女の違いもある。


男は視界だけでも興奮できる動物なので、役柄に関係なく綺麗だとかタイプとかいう理由だけで好感を持てる場合もある。


でもね、映画でもドラマでも主役はたった1人。


その周りを囲む役者の方が圧倒的に数は多いのは当然。


主役オーディションから選出された役者は凄いと思うけど、主役を囲んでいた無名の役者が、ある日突然主役に抜擢される人生の方が、その人のヒストリーとしてはまた違った感動があっていいなって思う。


1つのことに長い年月情熱を込めていた結果、予期していない思わぬ栄光を入手してしまうのって素敵だな。


サラリーマンでも、自分の仕事が好きで出世もしたいけど何より顧客や業務そのものが好きで、毎日のびのび仕事をしていた結果、50代で役員や社長に抜擢されたとか、いいね~。


役者でも、主役に興味はあるけれど芝居をすること自体が大好きで、長年貧困生活を続けていても役者を辞められない人って多いだろうね。


そして役者生活20年、30年経った頃に突然自分が主役の台本が渡される。


何事も、1つのことに情熱を注いで真っすぐ歩んでいる人って、必ず誰かが見ているんじゃないかな。


あ、でもそういう美談が無くてもいいと思うし、本人は幸せな生き方だと感じていると思う。


要は、今!今日!が幸せかどうか。


毎日いやいや会社に行っていたり、全く興味のないことを仕事にしているよりは、好きなことに毎日情熱を注いで生きていられることって大切なこと。


毎日イキイキと、精神的にも楽しく若々しくいられるコツかな。


自分の人生なのだから、主役は自分です。