あの人に誤りたい | noelpix

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なにぶんよろしく
日記として日々のことを綴っていきます

あるとき

ある女が

昔のあんたのブログのほうが面白かったなーって言ってた。

 

昔のブログはもう十数年前か。

あの頃は記録。そう、日記をブログにしてた。

それが面白くなくなったのは

プログが見られることを意識してからだと思う。

 

見られることを意識すると自分を偽る。

よく見てほしいとおもう気持ちが芽生えるんだな。

 

そこで今の今思うことは

少し遅いとは思うが

以前のスタンスに戻そうと思う。

 

高田渡というシンガーを覚えている。

昨日、youtubeで一曲聴いて思い出した。

酒が好きで好きで舞台の前にも飲んでた。

これは晩年に限ったことじゃない。

 

僕が学生のときに

街で高田渡のコンサートがあった。

コンサートと言っても

確か楽器店で30人ぐらいのお客だったと思う。

彼も若い頃だ。

僕はその頃フォークからロックへと演奏活動?を移行した頃で

岡林信康や高石ともやを冷めた目で見ていた。

僕はピンクのオーバーオールで腕組みして半ば馬鹿にした目で

歌う高田を見ていた。

 

そして最後の歌を歌を歌い終えた時に

彼は僕に殴りかかってきた。

僕のその態度が気に触ったのだろう。

店員さんが止めてくれたが・・・。

 

youtubeの中での彼は晩年飲んでステージに上がっていたように思うようなものが多いが

彼はその時も結構飲んでた。

今は彼がそんなことをしたのもわかるような気がする。

今改めて彼の歌を聴くとわかる。

僕の傲慢な気持ちに気づいたのだと思う。

本当に傲慢だったと思う。

あの世に言ったら彼に誤りたいよ思う。