島本理生さんの『ファーストラヴ』の感想!! | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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今晩は。

島本理生さんについては良質な作品を発表し続けている非常に優秀な小説家なのだろうというイメージをずっと持っていたのですが、

逆に言えば持っていたのはその先行するイメージばかりでちゃんと島本理生さんの書いた作品(=小説)を読んだ事はなかったので、

今回初めて読ませて頂いた次第です。
(※僕が最近になって以前なら手に取ってはいなかった筈の各種書籍を試しに買って読み続けている理由については、もう、お察し下さい。その都度、理由を書くのには疲れました。笑)

感想を書き始める前に前置きを少し書かせて頂きたいのですが、

僕個人はプロのシンガーソングライターになりたいと願いつつプロの小説家にもなるという自己実現を果たせなかった非常に惨めな存在であり、

また今の日本の文壇というか各種文芸新人賞の選考委員を務めているような大御所とされている作家連中にはとても大きなルサンチマンを抱えている人間ですが、

それにも拘わらずある種の「文壇の論理」的なパースペクティヴでこの小説の感想を綴る自己矛盾をご容赦頂ければ幸甚です。

それでは本題に移りますが、

島本理生さんは何度か芥川賞の候補にもなった作家ですが、

芥川賞のノミネート基準には短編から中編の高い芸術性を誇る純文学作品という不文律が在る一方で、

この『ファーストラヴ』が受賞した直木賞には長編の大衆小説、若しくは娯楽小説という不文律も在る訳です。

村上春樹さんの登場以降に、

所謂芥川賞的な純文学と直木賞的な娯楽小説との間の境界は曖昧になったとも無効になったとも言える今の日本文学に於ける言説の錯綜が在る訳ですが、

それでも芥川賞を受賞するのは短編から中編の「純文学という概念」からは逸脱しない小説作品であり、

直木賞を受賞するのは長編の大衆、若しくは娯楽小説という状況自体は純文学と娯楽小説との間の境界が曖昧になったり無効になったとも言われて久しくなった後も変わらず続いている訳です。

実相としての純文学と娯楽文学との間の境界が曖昧になりつつも、

制度的に芥川賞を獲るのは純文学という概念からは逸脱しない小説作品であり、直木賞を獲るのは長編の娯楽文学という不文律自体は今も変わらず続いている訳です。

この日本文学に於ける実相と制度的に評価される作品への旧弊的なラベリングとの間の矛盾が、

今の日本の現代文学について考える上での大きな課題とも弊害とも言える訳ですが、

そのような矛盾を孕みつつも制度的にも絶えていないのも今の日本の文学の実相とも言える訳です。

それで、

この島本理生さんの『ファーストラヴ』を読んだ実際の感想としては、

芥川賞にノミネートされるような純文学という概念に適った小説を書き続けた事で、

短編から中編でなければならないという芥川賞の受賞要件を大きく超えた長編小説を書ける素養が島本理生さんご自身の中で自然と養われていったのではないか?という事でした。

「短編の名手」としてその時代その時代の文学シーンに彗星のように登場しながらも、

その後に長編小説を書く事に移行するのに苦労した芥川龍之介や太宰治や安岡章太郎さんが遺した作品群への強い愛着も今も変わらず持っている僕個人としては、

芥川賞にノミネートされるような小説を書き続ける事で作家としてのキャリアを重ねて、

そこから見事にこの『ファーストラヴ』のような長編小説を書くスキルをその手に出来た島本理生さんの小説家としての創作の推移は非常に羨ましいとしか言い様がないです。

芥川賞のノミネートに必要とされる基本的ではありながらも芸術的な文章の巧さや文体自体の魅力がそのまま順調に良質な長編小説を書けるスキルへと結実した事を、

この島本理生さんの『ファーストラヴ』からは強く感じ取る事が出来ました。

登場人物の造形やドラマツルギー(≒物語の設定や展開内容)については好き嫌いが分かれるテクストかも知れませんが、

小説家になりたいと仄かに望む若者がそのお手本として参照する上では、

島本理生さんのテクストはその基準を大幅にクリアーされているとも感じます。

内容や読み手から見た共感の有無も大切ですが、

後続の世代で文学を愛する若者が作家になれるためのロール・モデルになり得るか?という視点で考えた時、

島本理生さんはそのハードルをちゃんと超えている非常に素晴らしい作家だと僕は感じました。

アートの道で誰をロール・モデルとするのか?というのは非常に大きな問題でもある訳ですが、

洋楽ロックの世界で引き合いに出すなら、

オアシスやそのメインのソングライターであったノエル・ギャラガーの登場以降、

そのオアシス自体やビートルズ的な遺伝子を自ら受けに行く事が時代が導き出した「正解」てあったのとは対照的に、

オアシスの登場以降にレッド・ツェッペリンやエアロスミスやボン・ジョヴィのようなマッチョを気取ったハード・ロックは非常にダサいものに成り下がった訳ですしそれが時代が求めた必然でもあった訳ですが、
(※異論が有るという方は、レッド・ツェッペリンやエアロスミスやボン・ジョヴィのフォロワーで世界規模で大成功を収めたロック・バンドが1990年代後半以降にこの世界に存在したのかどうかを考えてみて下さい)

それを前提にした時、

後続の世代に正しい影響関係を繋げられるのかというのも音楽や文学を含むアートの道では非常に大事な訳です。

話が長くなった事でこの文章の要点がボヤけて来てしまいましたが、

島本理生さんは僕の元々の印象や予感と合致する非常に優れた作家さんでした!

というのが島本理生さんの『ファーストラヴ』を読んでみて一番強く抱いた感想でした!

今は僕は広く浅く小説の文庫本に手を出したいフェーズに居るのですが、

また気になるものを見付けられたら島本理生さんの別の作品も読んでみたいと思います!

今回は以上となります!

最後までお読みになって下さいまして、
本当に有り難うございます。

今後とも宜しくお願い致します。

それではまた、
次回の日記にて!!

 

 

【主なお薦めミュージシャンのリスト】

ノエル・ギャラガー
バーナード・バトラー
エドガー・ジョーンズ
(エドガー・サマータイム)
ポール・ウェラー
ジョニー・マー
ジョン・スクワイア
リー・メイヴァース
スティーヴ・クラドック
マーク・コリンズ
マーティン・ブラント
ザック・スターキー
スティーヴ・ホワイト
レニ
フィオナ・アップル
キャット・パワー
キャッテル・ケイネック
ルイーズ・ウェナー
スターリング・モリソン
ニコ
キャロル・キング
マリアンヌ・フェイスフル


【ウイイレの僕のチームの選手一覧】
(※勿論、バイエルン・ミュンヘンです)

1.ノイアー
2.メルテザッカー
3.メッツェルダー
4.ラーム
5.フンメルス
6.ケディラ
7.シュヴァインシュタイガー
8.ノエル・ギャラガー
9.リアム・ギャラガー
10.野本亮一
11.クローゼ
12.バラック
13.シュールレ
14.ダイスラー
15.ゲッツェ
16.クロース
17.C.ロナウド
18.トーマス・ミュラー
19.ロイス
20.ポドルスキー
21.僕の弟
22.メッシ
23.エジル
24.クラマー
25.ドラクスラー
26.フリードリッヒ
27.ミハエル・シューマッハー
28.ラルフ・シューマッハー
29.本山雅志
30.シュターケ
31.ケール
32.キミッヒ
33.レオン・ゴレツカ
34.ユリアン・ブラント
35.松田直樹
36.ユリアン・ヴァイグル
37.大学時代のバンドのドラマーのI君
38.大学時代の一番の親友のN君
39.カイ・ハヴェルツ
40.楢崎正剛
(※このチームに大好きなシェフチェンコやラウールやテュラムが居ないのは、彼等がゲーム内で所属しているレアル・マドリードやACミランやユヴェントスでの存在の大きさをリスペクトしているからです。逆にC.ロナウドやメッシが居るのは、エディット機能で新規作成した選手だからです)


【好きな女性有名人のリスト】

TOKO(松山桐子)
日比美思
本田真凜
酒井夏海
玉田志織
竹内愛紗
平野詩乃
小貫莉奈
高橋ひかる
生見愛瑠
蒔田彩珠
宮部のぞみ
石橋杏奈
蜂谷晏海
吉岡里帆
武田玲奈
唐田えりか
稲村亜美
馬場ふみか
新川優愛
新木優子
山崎紘菜
穂志もえか
宮下かな子
山崎あみ
郡司恭子
畑下由佳
岩本乃蒼
笹崎里菜
佐藤梨那
堤礼実
井上清華
森香澄
宮本佳奈
菅井友香
守屋茜
土生瑞穂
上西怜
高田秋
朝比奈彩
搗宮姫奈
渋野日向子
(※敬称略)


【最も好きな作家&人文学者一覧】

夏目漱石
芥川龍之介
太宰治
安岡章太郎
村上春樹
那須正幹
ゆうきまさみ
魚喃キリコ
ロラン・バルト
ジャック・デリダ
ジュリア・クリステヴァ
ゲーテ
ボードレール
ヘルマン・ヘッセ
ジェイムズ・ジョイス
レイモンド・カーヴァー
(敬称略)


【みすず書房さんから出させて頂きたい自作の小説一覧】

1.『短編集』として

・先生の御見舞い
・サンデー・モーニング
・ファム・ファタル
・アイル・ビー・ユア・ミラー
・カミング・アウト

2.『ロール・ウィズ・イット』

3.『ワンダーウォール』

4.『ドント・ルック・バック・イン・アンガー』


【好きなファッションブランド】

ポール・スミス
リーヴァイス
アディダス
THE NORTH FACE


【好きな競走馬のリスト】

コントレイル
ワグネリアン
ナリタブライアン
ビワハヤヒデ
エルコンドルパサー
グラスワンダー
タップダンスシチー
ディープインパクト
オルフェーヴル
ジェンティルドンナ
サンデーサイレンス
ダンシングブレーヴ


【最も好きなお笑い芸人さんのリスト】

和牛
キャプテン渡辺
TEAM BANANA
スパイク
紺野ぶるま
河邑ミク
松浦景子
(※敬称略)


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.エピファニー
9.リフレイン
10.恋は止められない
11.君のせいじゃない
12.ボタン
13.イマジネーション
14.虚勢
15.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四作目:『完璧な幸せ』

1.ロックンロール・スター
2.情況
3.話していたい
4.何処にも行かない
5.少しずつ
6.残像
7.行かないで
8.贖罪
9.自由
10.世界の何処かに
11.晩餐
12.完璧な幸せ


サンクチュアリーの五作目:『New Songs』

1.希望の歌
2.生身
3.euphoria
4.朝の光の中で
5.桜
6.心の扉
7.甘い夜
8.虹
9.僕の世界の中心は君
10.君が欲しい
11.愛を求めて
12.君は知らない
13.心
14.Darkness
15.forbidden
16.ワンピース
17.歌姫


サンクチュアリーの六作目:『アフター・ザット』

愛?
ピエロ
迎合したって仕方がないから

ためらい
ヒロイン
クリスマスソング
君と話せて
夢に殉じて
小説みたいな僕の人生
シリアルナンバー
君に逢いたい
好きになって良かった君へ
君は正しい


サンクチュアリーの七作目:『失われた瞬間を求めて』

失われた瞬間を求めて
幻影
Crucial Moment
君の笑顔は虚飾がないから
純情
この恋はもう終わりにしてしまいたいから
君が緑であの娘が直子で
新しい歌
君は美しい
明日は逢えると願いたいから


サンクチュアリーの八作目:『本命』

本命
メビウス
ショートカット
魚喃キリコの漫画みたいに
今日は逢えると思ってなかった
プリンセス
ノスタルジー
嬉しい音楽が届いた夜には
感情
隙のない君
メランコリックな気分に浸って
敗北と訣別の中から
心変わり
夢の中で流れた歌より


サンクチュアリーの九作目:『スタンディング・フォー・ザ・ネクスト・ジェネレーションズ』

君にロックを救って欲しい
スタンディング・フォー・ザ・ネクスト・ジェネレーションズ
リテラシー
愛の証明
月に一度の君
正し過ぎるのは疲れてしまう
君の存在を侮っていた
落陽
Anyone Can Be Kurt Cobain
君が何とも思ってないって


サンクチュアリーの十作目:『アウフヘーベン』

アウフヘーベン
カタルシス
杏奈
歌にならない恋はいらない?
HEROES
バレンタイン
君の香り
Feelings
デジタルタトゥー
ホワイトデー
美しいものだけが正しい
一番大事なもの


サンクチュアリーの十一作目:『Under the Sun』

Under the Sun
ホライズン
あの娘に逢いたくて
好きだよ?
「逢いたい」と「逢いたくない」の間
空の飛びかた
Distance

実存
レーゾン・デートル
愛していたい
猫背
明日はわからない
Endless Days


サンクチュアリーの十二作目:『憧憬』

憧憬
変わらないもの
生きる歓び
感傷
少年の日の思い出
邂逅
宿命
君の面影
反芻
終焉
反転
幸福


サンクチュアリーの十三作目:『Explosion to the Out』

フィオナ・アップル
追い駆けたい
BAR通い
君を想っていた頃の
そしてまた、ロックンロールが響き渡る
アンビヴァレンス
愛が拡がる
意識の流れ
切ないスパイス
きっとまた逢える
閃光
君でなければ
ずっと優しい君でいてね
一刻一秒
歌に換えても
確かな愛を君に持ちたい


サンクチュアリーの十四作目:『The World's Falling in Love with You』

The World's Falling in Love with You
Memories
Alone Times
Stray Sheep
Invisible Lights
Ideal Girl
My Dreams Live Forever If They Don't Come True
Spectacle
Déraciné
Remember Crying
By Yourself
My Future is Yours
Right Here, Right Now
Shining with You
Over There
True Romances


サンクチュアリーの十五作目:『ユートピア』

ユートピア
フォークロア
Pedantics
エッセンス
旋律
正しい人
エクリチュール
差延
リスタート
杞憂
揺れない心
破動
嫌いになれたら
女神(ミューズ)
逢瀬
ディアローグ
ドラマツルギー
命懸けの跳躍
感嘆
鼓動
夢物語
桃源郷
舞姫
Theme of Love for You
マーメイド
美貌
笑顔がいつも弾ける君
フォトジェニック
New My Radio Star
君の笑顔で世界が輝く
知的で愛しい君を想って
時代のヒロイン


サンクチュアリーの十六作目:『Breaking Boundaries』

Breaking Boundaries
You Are So Sweet
I Wanna Be By Your Side
There Will Be Love Again
You've Made Me Read The Books
Missions Completed
Live Together