「ブリットポップ」は退屈? | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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今晩は。

先日ロッキング・オンのHPで、

ブラーのグレアム・コクソンが「ブリットポップなんて退屈だった。あの現象に関わったミュージシャンはみんないい奴だったけど音楽自体はどうしようもなかった。あの時期ならアメリカのソニック・ユースやペイヴメントみたいなバンドの方が遥かに面白かった(大意)」と今さら怪気炎を上げた、

みたいな記事が載っていた訳ですが、

もしもこれを言ったのが知性派気取りのデーモン・アルバーンやトム・ヨークだったとしたら、

ボロカスに反証するブログを書く事も出来るのですが、

それが寡黙に良心的にミュージシャンとしてのキャリアを重ねて来たグレアム・コクソンなのですから、

これは両義的に考えてみなければいけません。

確かに90年代当時に60年代のロックを熟知している人からしたら、

ストーン・ローゼズやブリットポップのバンド達の作る音楽は60年代のロックの焼き増しに過ぎなかったかも知れません。

しかし、

ノエル・ギャラガーが1996年にメディアの取材で、

「1960年代にビートルズを原体験してないからって謝れって言うのか?ふざけんなよ。今の若い奴等にはオアシスこそがビートルズなんだ。ちょうど俺等の世代にとってはジャムやスミスがビートルズだった様にな!」と吐き捨てたと言う逸話、

この逸話が全てを物語っている様にも感じるのです。

1990年代に10代を過ごした人間にとってはグランジやブリットポップこそがプリミティヴなロックンロールであり、

オアシスの最初の3枚やB面集の『ザ・マスタープラン』はビートルズのどのアルバムにも劣らないクオリティーを誇っており、

シャーラタンズの『テリング・ストーリーズ』やヴァーヴの『アーバン・ヒムス』はローリング・ストーンズのどのアルバムにも劣らないクオリティーを誇っており、

オーシャン・カラー・シーンの『モーズリー・ショールズ』はザ・フーやスモール・フェイセズのどのアルバムにも劣らないクオリティーを誇っていた、

そしてそれ以外にも大勢のバンド達が大量の傑作を極めて短期間に作ってみせた、

と云う事実が肝なのです。

それまでの3つのディケイドが一気に凝縮されてしまったかの様な「圧倒的な密度」を誇った90年代の洋楽シーンは極めて特殊な状況だった、

と云う客観的事実が大事なのです。

しかし勿論、

「ブリットポップ」と云う現象には負の側面も幾つも有ります。

先ず、

殆どの優秀なバンド達が短命に終わってしまった、

若しくはずっと音楽シーンの第一線には生き残れなかった事。

そしてまた、

このブリットポップが結局はオアシスと云うバンドだけが第一線に生き残り歴史的バンドへと成長するプロセスの踏み台に過ぎなかった様にも見えてしまう事。

そして何より、

この「ブリットポップ」と云う状況へのネーミング自体のダサさ。

当時、

「ブリットポップの渦中」に在りながら、

そのブリットポップと云う現象を好意的に捉えていたバンドは皆無に等しいと云う皮肉な状況が続いていました。

結果として、

1996年の初頭のオアシスのアメリカでの大ブレイクや、

「ポスト・ブリットポップ」とも形容すべきオーシャン・カラー・シーンやクーラ・シェイカーやリーフと云った、

単にメロディー・オリエンテッドなだけではなくもっとリズムを重視した体感的な音楽性を誇るバンド達の登場により、

実質的には「ブリットポップ」と云うワードは死語になっていました。

そんな迷走する状況を象徴したのが、

当時のチャートを席巻していたオアシスとその愉快な仲間達を「ノエル・ロック」なる造語でイギリスのメディアが形容してみせた事です。

結果としてこのワードは一般化しませんでしたが、

そんな状況をもっと混沌とさせたのが、

デーモン・アルバーンの「ブリットポップは死んだ!」発言であり、

ブリットポップよりももっとブリットポップ、

別の言葉で言い換えるならブリットポップの最高到達地点としての、

シャーラタンズの『テリング・ストーリーズ』とヴァーヴの『アーバン・ヒムス』であった訳です。

「ブリットポップ」と云うワードが極めてダサいものと化した直後に、

その「旗手」を自ら進んで買って出て結果としてオアシスに惨敗したデーモン・アルバーンに「ブリットポップは死んだ!」などと怪気炎を上げる資格は本当は無かったと云うのが以前にも書いた僕の認識ですが、

それ以上に驚くべきは、

そんな瀕死状態を迎えていた「ブリットポップ」が、

シャーラタンズとヴァーヴの2組によって一時的にせよ「蘇生」されてしまった事なのです。

そんな経緯が在ったからこその、

「ブリットポップの幕を引いたのはヴァーヴの『アーバン・ヒムス』」と云う、

当時のイギリスのロックが好きだった人達の間での「共通認識」なのです。

そんな「ブリットポップが終わった後」に、

『ピープル・ムーヴ・オン』と云う題名の1stアルバムを引っ提げて、

「ブリットポップの始まりを告げたバンド」としてのスウェードの元主要メンバーであったバーナード・バトラーがソロ・デビューを飾ったのは、

何とも上手く出来た話だなあと、

今になって驚くばかりです。

今回は以上となります。

最後までお読みになって下さいまして、
本当に有り難うございます。

今後とも宜しくお願い致します。

それではまた、
次回の日記にて!!


【主なお薦めミュージシャンのリスト】

リアム・ギャラガー
ノエル・ギャラガー
バーナード・バトラー
エドガー・ジョーンズ
(エドガー・サマータイム)
ポール・ウェラー
ジョニー・マー
ジョン・スクワイア
リー・メイヴァース
スティーヴ・クラドック
マーク・コリンズ
マーティン・ブラント
ザック・スターキー
スティーヴ・ホワイト
レニ
フィオナ・アップル
キャット・パワー
スターリング・モリソン
ニコ
キャロル・キング
マリアンヌ・フェイスフル


【ウイイレの僕のチームの選手一覧】
(※勿論、バイエルン・ミュンヘンです)

1.ノイアー
2.メルテザッカー
3.メッツェルダー
4.ラーム
5.フンメルス
6.ケディラ
7.シュヴァインシュタイガー
8.ノエル・ギャラガー
9.リアム・ギャラガー
10.野本亮一
11.クローゼ
12.バラック
13.シュールレ
14.ダイスラー
15.ゲッツェ
16.クロース
17.C.ロナウド
18.トーマス・ミュラー
19.ロイス
20.ポドルスキー
21.僕の弟
22.メッシ
23.エジル
24.クラマー
25.ドラクスラー
26.フリードリッヒ
27.ミハエル・シューマッハー
28.ラルフ・シューマッハー
29.本山雅志
30.シュターケ
31.ケール
32.キミッヒ
33.レオン・ゴレツカ
34.ユリアン・ブラント
35.松田直樹
36.ユリアン・ヴァイグル
37.大学時代のバンドのドラマーのI君
38.大学時代の一番の親友のN君
39.フェルナンド・トーレス
40.楢崎正剛
(※このチームに大好きなシェフチェンコやラウールやテュラムが居ないのは、彼等がゲーム内で所属しているレアル・マドリードやACミランやユヴェントスでの存在の大きさをリスペクトしているからです。逆にC.ロナウドやメッシやフェルナンド・トーレスが居るのは、エディット機能で新規作成した選手だからです)


【好きな女性有名人のリスト】

松山桐子
日比美思
本田真凜
酒井夏海
玉田志織
宮部のぞみ
堤礼実
(※敬称略)


【最も好きなお笑い芸人さんのリスト】

ナイツ
和牛
キャプテン渡辺
(※敬称略)


【みすず書房さんから出させて頂きたい自作の小説一覧】

1.『短編集』として

・先生の御見舞い
・サンデー・モーニング
・ファム・ファタル
・アイル・ビー・ユア・ミラー
・カミング・アウト

2.『ロール・ウィズ・イット』


【好きなファッションブランド】

ポール・スミス
リーヴァイス
アディダス
Pretty Green
THE NORTH FACE


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.リフレイン
9.恋は止められない
10.君のせいじゃない
11.ボタン
12.イマジネーション
13.虚勢
14.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四作目:『完璧な幸せ』

以下、収録予定曲

ロックンロール・スター
情況
話していたい
何処にも行かない
少しずつ
残像
行かないで
贖罪
自由
世界の何処かに
晩餐
完璧な幸せ