音楽談義vol.42 | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

世界一面白いブログです!!

今晩は。

デヴィッド・ボウイが亡くなって、

僕は『ジギー・スターダスト』しか持っていなかったので(“レディー・スターダスト”が大好きです)、

新譜とベスト盤を買いました。

新譜を買ったのは彼が亡くなった翌日に渋谷のCDショップで、「(取り置きの御依頼の御電話を頂いたのが)丁度良いタイミングでしたよ。あれから直ぐに売り切れました」とレジで店員さんに少し寂しそうな笑顔で声を掛けられて、逆に厳かな気持ちになったのを今でも鮮明に憶えています。

ベスト盤を買ったのはもっと最近の事で、

“チャイナ・ガール”と、個人的にオアシスの“ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・アイ・ミーン?”にカップリングとしてカヴァー版が収録されていて馴染みの曲だった“ヒーローズ”を聴きたくなったからですが、

その他にも映画の『セヴン』の主題歌やモット・ザ・フープルに提供されて大ヒットした“すべての若き野郎ども”の初公開のステレオ・ヴァージョン等も収録されていて、素晴らしいベスト盤だと思いました。

しかし、断トツに心を惹かれたのは“サースデイズ・チャイルド”と言う1999年にリリースされたアルバムからの先行シングル曲でした。

少し話が逸れますが、1999年の秋頃から半年間ぐらいの洋楽シーンは、驚愕のリリース・ラッシュでした。

シャーラタンズ
オーシャン・カラー・シーン
ナイン・インチ・ネイルズ
バーナード・バトラー
ベック
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
フィオナ・アップル
ジャムのトリビュート盤
プライマル・スクリーム
ジョン・レノンの『イマジン』のリイシュー盤
キャット・パワーのカヴァー・アルバム
オアシス
ポール・ウェラー
リチャード・アシュクロフト

言うまでもなく錚々たる顔ぶれです。

邦楽でもこの時期にはミッシェル・ガン・エレファントやブランキー・ジェット・シティーや椎名林檎さんがアルバムを出したり、宇多田ヒカルさんがシングルを2枚も出したりと、充実した時期でした。

そんな音楽が豊かな時代に(当時はまだ、増井修さんの後任の宮嵜広司さんが編集長でいらした『ロッキング・オン』の内容も編集スタッフのアーティストへの質問内容や原稿のクオリティーが高く毎月充実していて、買って読むのが本当に楽しみでした)、件のデヴィッド・ボウイのアルバムもリリースされていた訳ですが、

この“サースデイズ・チャイルド”と言う曲が印象に残っていた理由は、

当時のNHKのBSの深夜のエンタメ特集番組で、

オアシスの“ゴー・レット・イット・アウト!”やジャムのトリビュート盤に収録されているリアム・ギャラガー単独名義の“カーネーション”と共にデヴィッド・ボウイの“サースデイズ・チャイルド”のPVが紹介されて、

その中にめちゃくちゃ可愛らしくて美人の白人女性が出て来たからです。

最近になってYouTubeで確認してみたらその女性はPVの終盤でデヴィッド・ボウイとディープ・キスをキメていましたが、

当時のデヴィッド・ボウイもまだまだ充分に格好良いので、

とても美しい場面として成立しています。

折角、オールタイムのベスト盤を買ったのだからあの曲も入っていると良いなと、

ネットで色々と確認したら、

しっかりそのベスト盤に収録されていて安心した次第です。

話が此処で終わると唯のスケベな思い出話になってしまいますが、

勿論、それは違います。

この“サースデイズ・チャイルド”と言う曲を改めて聴いてみて、デヴィッド・ボウイのソングライティング上の「成熟」を感じ取る事が出来たので、久々に文章を書かせて頂きたくなったのです。

若い頃のデヴィッド・ボウイの楽曲は、歌メロに対して歌詞の音数が多過ぎて、そのアンバランスな構成が逆に独特の味になっている様な印象を持っていたのですが、

この“サースデイズ・チャイルド”は歌詞と歌メロの重なり方がとても滑らかで、

デヴィッド・ボウイの歌唱を過去の楽曲よりも遥かに心地良く聴く事が出来ます。

最早、個人的にはこの“サースデイズ・チャイルド”こそがデヴィッド・ボウイのベスト・ソングになりつつあります。

それともう一点。

久々にこの“サースデイズ・チャイルド”をひたすらに聴いてみて、

僕は真っ先にノエル・ギャラガーの最新作の『チェイシング・イエスタデイ』に収録されている楽曲群を連想しました。

それ程、この“サースデイズ・チャイルド”と最近のノエル・ギャラガーの楽曲群は醸し出す雰囲気が似通っているのです。

ソロ転向以降はポール・ウェラーやジョニー・マーの背中だけを追い駆けていたのかと思いきや、

我らがノエル・ギャラガーは、

何処までが意図的で何処までが無意識の内にかは分かりませんが、

あのデヴィッド・ボウイからも色濃く影響を受けていた模様です。

確かにデヴィッド・ボウイと言えば、

長年、コンスタントに高品質の音楽を作り続けたと言う意味においては洋楽の歴史の中でもトップ・クラスの実績を誇っています。

たとえ無意識の内にでは在ったとしても、

ノエル・ギャラガーが知らず知らずの内に強く感化されていたとしても、誰にとっても不思議は無いでしょう。

そろそろ締めますが、

この先、更に急激に医学が進化して、

オアシスの“リヴ・フォーエヴァー”よろしく人間が永遠に生きられる様にでもならない限りは、

人は必ず死にますが、

重い病気に冒されても、

逆に其処から余命を計算して自身の生涯それ自体を良い意味で「作品化」してみせたデヴィッド・ボウイの芸術家としての一生は見事としか言い様が無いでしょう。

僕も「やっぱりノエル・ギャラガーにスカウトをされてミュンヘンで音楽に専念出来る生活を送りたい」と言う気持ちを完全には捨てる事は無いままで、

日々の生活で精一杯に真摯に暮らしたいと思います。

最後までお読みになって下さいまして、
本当に有り難うございます。

今後とも宜しくお願い致します。

それではまた、
次回の日記にて!!


【附記】

この文章を書いた後に改めてデヴィッド・ボウイの楽曲群を聴いてみて、“サースデイズ・チャイルド”の時点で彼がソングライティング上で「成熟」を迎えたと言うよりは、単に彼の自作曲での歌い方のクセの問題だったんだなと言う事に気付きました。個人的に“サースデイズ・チャイルド”こそがデヴィッド・ボウイのベスト・ソングと言う感想に変わりは有りませんが、この文章の内容に不備が存在している事も確かですので、お詫びして訂正させて頂きます。


【最近のTwitterからの抜粋】

・一視聴者の要望に過ぎないんですけど、フジテレビの『お義父さんと呼ばせて』は遠藤憲一さんと渡部篤郎さんの共演が最高で本当に面白いドラマなので、どんなに視聴率が下がっても、途中で打ち切ったりせずに、最後まで予定通りに完結して欲しいです。 #フジテレビ #お義父さんと呼ばせて


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.リフレイン
9.恋は止められない
10.君のせいじゃない
11.ボタン
12.イマジネーション
13.虚勢
14.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー)』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四枚目:『完璧な幸せ』

以下、収録予定曲

ロックンロール・スター
情況
話していたい
何処にも行かない
少しずつ
残像
行かないで
贖罪
自由
世界の何処かに
晩餐
完璧な幸せ

51SfN5CxEhL.jpg

617SAEXHVSL.jpg

61QPEXH064L.jpg

51D24M5E6KL.jpg