音楽談義vol.20 | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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今晩は。

先日、ついにファン待望のノエル・ギャラガーのソロ転向後、2枚目のアルバムとなる『チェイシング・イエスタデイ』のリリースがアナウンスされました。

新作の先行シングルのPVがYouTubeにアップされて、
それを聴いた印象としてTwitterで以下の様なtweetを僕はしました。

・ノエル・ギャラガーがソロに転向するとなると、昔は“トーク・トゥナイト”とか“ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ”みたいな地味なアコギの弾き語り曲主体のアルバムしか作れないだろうと想像していましたが、新曲を聴く限りでは次のアルバムはとてもお洒落な作品が期待出来て今からとても楽しみです♪

・オアシス時代にノエル・ギャラガーが手癖に頼らずに書いたお洒落な曲と言えば、5枚目の“シー・イズ・ラヴ”や6枚目の“パート・オブ・ザ・キュー”、7枚目の“フォーリング・ダウン”辺りでしょうか。新曲はそれらを上回る若々しく瑞々しく力強い名曲。感性が刷新されたノエル・ギャラガーはポール・ウェラーの様に息の長いソロ生活を送れるでしょう♪


現在のノエル・ギャラガーには明確なロール・モデルが2人います。

それはやはりポール・ウェラーと、
ジョニー・マーです。

共に過去の栄光にすがる事無く、
ソングライターとしての力量を進化させて作品を作り続けて来た人物です。

また、アークティック・モンキーズの登場以降の洋楽ロック・シーンは、
最先端のロックンロールの基準が変わってしまいました。

オアシスが得意としていた、スタジアムでのライヴで大合唱を巻き起こせるキャッチーなロック・アンセムではなく、
力強くも何処かお洒落なサウンドが主体のロックンロールが現在の主流に取って変わりました。

尤も、僕はこの潮流には懐疑的でして、
エイミー・ワインハウスやテイラー・スウィフトやアデルやケンドラ・モリスやボーイと言った女性アーティストを除けば、
アークティック・モンキーズ以降にまともなバンドなんて一組も現れていないと言うのが僕の持論です。

唯一、テンプルズの作品はCDショップで試聴して悪くはないなと思ったのですが、
曲としては格好良くても、「歌」としては弱いなと感じました。

僕はやはり、ソング・オリエンテッドな音楽が好きで、その基準を満たしているのはアークティック・モンキーズ以降では上述の女性アーティストだけだと思います。

少し視線を変えて邦楽に目を向けても、
僕があれだけAKB48に夢中になったのは、
肝心要の音楽に、歌としての力強さがあったからです。

今の日本の若手のバンドはオアシスかレディオヘッドかレッチリかアークティック・モンキーズの下手な物真似みたいなバンドばかりで、少しも面白さを感じられずにいます。

若しくはミスチルやBUMP OF CHICKENの間違ったフォロワーしかいないのではないでしょうか。

きのこ帝国はBUMP OF CHICKENのメロディーの組み立てを踏襲しつつも、最新作で本当に素敵な音楽を提示してくれたので例外ですが。

また、意外に映るかも知れませんが、
名前は嫌いですがSEKAI NO OWARIもファンタジックなメロディーが主体の素敵な「歌」をファンに届けられるまともなバンドとして僕は認識しています。

しかし、他の連中はもう、話にもならないですね。

そもそも、「世界観が良いね」と言われて違和感を持ったから自分の名前にすると言う、その捻れた感覚と、そこから産み落とされる音楽が嫌いです。

昔、或る音楽評論家がレディオヘッドを「典型的な時代の被害者の気持ちを代弁している」と評していましたが、

「被害者」とは、誰でしょうか?

また、「時代の被害者」を自認して歌うミュージシャンの曲に魅力が宿るでしょうか?

その状況を反転させる意志や願いを叶える為に、
ロックンロールと言うアート・フォームは在るのではないでしょうか?

交通事故を起こしても自分はエアーバッグで助かってしまって自己嫌悪に陥ると言う状況を設定して歌詞や曲を書くトム・ヨークのドラマツルギーも、トム・ヨーク自身も僕は大嫌いです。

話が大きく逸れてしまいましたが、
ノエル・ギャラガーの話題に戻ります。

3年前にリリースされたノエル・ギャラガーの一枚目のソロ・アルバムは、
とても「丁度良い」アルバムでした。

サウンドは、時代に寄り添う様に丁度良くお洒落で、
でもやはり、丁度良くソング・オリエンテッドな音楽が鳴らされていました。

ただ、今にして思えば、
少くとも僕にとっては、
オアシスの頃の様に、
「俺もこう言う曲が書きたい」と思わせてくれる曲は入っていませんでした。

勿論、まだまだ好きなんだけど、
ちょっと違う世界に行ってしまったなと言う印象でした。

しかし、新作からの先行シングル曲には、
またもや僕に、
いつか自分もこう言う曲が書けたら良いなと思わせてくれる「歌」としての若々しさや瑞々しさや力強さが充ち充ちていました。

YouTubeにアップした僕の自作曲だって、
ノエル・ギャラガーの下手な物真似みたいなモンです。

しかし僕はその新曲を聴いて、
もう一回、その下手な物真似を頑張ってみたいなと感じていました。

恐らく新作の『チェイシング・イエスタデイ』は、
前作よりもお洒落でエネルギッシュで、
彼のポール・ウェラーやジョニー・マーへの憧憬がより具現化された傑作でしょう。

今から聴くのが楽しみ過ぎます。

ついでにノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの和解及びオアシスの再結成に関する僕の見解と致しましては、

現在のノエルのソロ・プロジェクトが一段落した後に、
きちんと兄弟が和解して、
メンバーもオリジナルのボーンヘッドやギグジーではなく、
リニューアル後のゲムやアンディ・ベルを再度招いて、
しっかり新譜を作る覚悟を固めた上での前向きな再結成ならアリかなと思っております。

最後までお読みになって下さいまして、
本当に有り難うございます。

それではまた、
次回の日記にて!!