この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。

 

内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。

 

できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。

 

今回のテーマはMKウルトラ計画です。

 

それでは見ていきましょう。

 

 

はじめに

 

MKウルトラ計画とは、アメリカの中央情報局が設計・実施していた人体実験を行った実験プログラムのことを言います。

 

このプログラムでは、薬物の使用、電気ショック、催眠術、感覚遮断、隔離、言語による虐待、性的虐待、拷問などを通じて実験・研究が重ねられていました。

 

 

 

 

MKウルトラ計画のはじまり

 

MKウルトラ計画のルーツは、特にナチスによる人体実験、拷問、生体解剖などの方法をCIAが取り入れたと言われています。

 

一部は戦前の日本の研究なども取り入れていたようです。

 

プロジェクトは、CIA長官アレン・ダレスの指示の元、1953年にハンガリー系ユダヤ人のシドニー・ゴットリーブの指揮の元に開始されました。

 

 

冷戦時代のマインド・コントロール

 

元々、洗脳という言葉は中国語が起源で、共産主義国のソ連・中国・北朝鮮がアメリカ人の捕虜に対し、薬物を使用したマインド・コントロールを行っています。

 

キューバのカストロも同様に薬物による計画を立てています。

 

冷戦中は対共産主義国への対抗手段として、心理操作の技術は重要な意味を与えられていました。

薬物の研究

 

MKウルトラ計画には、大学や病院、刑務所、製薬会社など80を超える機関が関わっていたと言われています。

 

計画には、非論理的な思考や衝動を助長させたり、被験者の成長を操作したり、脳の損傷や記憶喪失を起こさせたりと様々な心的・肉体的効果を及ぼす薬物の研究が行われました。

 

他にも、拷問に耐えるためのもの、他者に依存してしまうような薬物など、実に幅広い研究が行われました。

 

これと関連してモナーク・プログラムというものがあるますが、それはいずれ紹介します。

 

 

 

 

悪用された被験者

 

MKウルトラ計画は主にアメリカとカナダで行われました。

 

アメリカでは精神病の患者や囚人、薬物中毒者、性犯罪者などに対してLSDを投与するなどの実験を行っています。

 

ある精神病患者は174日間LSDを投与され続けました。

 

カナダではモントリオールのマギル大学を中心に実験・研究が行われていました。

 

実験・研究はアメリカ・カナダのほかにも日本・ドイツ・フィリピンなどで行われています。

 

まとめ

1970年代にアメリカ議会の教会委員会、ロックフェラー委員会の調査によって、その実態が明らかになり、MKウルトラ計画は違法性と非人道的な行為を暴かれ、計画は停止されました。

 

現在でもおそらく、合法的な形で、そして秘密の活動として、これに類似したような

ことが行われていることでしょう。

さいごの一言

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。

 

 

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