「豆腐の角に頭ぶつけて
死んでしまえ事件」
倉知淳
コレの続きです

最終話
「猫丸先輩の出張」
衣料品メーカーに勤める浜岡はある日出張を命じられた
極秘の新素材のデータを受け取りに行く重大任務だ
物々しい雰囲気の研究所で遭遇したネコの着ぐるみを着た男性
それは、大学時代の先輩、猫丸先輩だった
そんな折、研究所の所長が襲われるという事件が起こり…!

最終話はいちばん長くて
なんていうか、ディテールもかなり細かく固まっていると思ったら
この猫丸先輩というキャラは
倉知淳作品にはおなじみの人物らしいんですね
猫丸先輩シリーズがあるらしく
飄々としつつも鋭いキャラで、たしかに登場人物にいたら楽しそう
この短編でも、猫丸先輩は真実を言い当てます
やはり恐ろしいのは、
人を騙したり人を利用したりする人間心理
という結末は、ほかの章にも共通しています
ほかの猫丸先輩作品も読んでみたくなった
