「豆腐の角に頭ぶつけて
死んでしまえ事件」
倉知淳
コレの続きです

3話目
「薬味と甘味の殺人現場」
若い女性の殺人現場。
足を踏み入れた捜査関係者は一様に声を失った
枕元に甘そうなケーキが3つ
遺体の口には長ネギが1本差し込まれている
この異様な光景
犯人はどんな心理でこんなことを…?

けっこうオーソドックスな理由で、
大きなどんでん返しもなく犯人が判明します笑
でも謎なのはやはり
ケーキとネギですよね
好意と憎悪
好物とキライなもの
そこには、複雑で矛盾する人間心理ならではのエラーが起きていました
狂気を説明つけることは正確にはできない
失恋の腹いせに殺人、という教科書にのっていそうなオーソドックスさの裏に
計り知れない人間の狂気
これからその犯人の狂気と対峙するのか…というところでお話はおわります
本当に恐ろしいのはこれからかも…
と、なんだかゾクッとするラストです

運勢の悪さは言わずもがななんだが
「頼るのは自分の力だけだと信じる」
「誰かになんとかしてもらおうという気持ちは禁物」
「他人の意見を聞くよりも自分の勘を信じろ」
一人でなんとかしろ感がスゴい🥺
なんかこういう時ってたいたい
「一人で悩まずに周囲に相談」とか
「信頼できる誰かの助けを借りて」とか
「一人で抱えすぎず、たまには周囲に甘えちゃいましょう」
とか言われるもんじゃないの?
斬新!笑
