「うどん キツネつきの」
高山羽根子

コレの続きです下差し
「母のいる島」


美樹の母親は16人目の娘を出産した
美樹は三女。

南の島に住む大家族姉妹として有名になったこともあるが
姉妹と母にはとある秘密があった 

どうして母がこの島を選んだのか
どうして満身創痍になっても16人も娘を産んだのか

その謎が明かされるとき…




この短編集で、このお話がいちばん好き飛び出すハート



なぜなら単純に

1番意味がわかったから笑



最初から最後まで、え?これどういうこと?って部分がほとんどなく

いちおう納得がいったから




姉妹の母親は、単純にどんどん娘を産むだけでなく

娘たちに秘密の特訓をしてきました



娘たちには特殊能力が備わっていたのです


母には
とある復讐の目的
がありました


その復讐相手を潰すのが目的ではなく
復讐相手の目的を潰すのが目的
というのがポイント



健やかな命を増やして
命を選んだり、偏った思想のもと日常をひっくり返そうとする奴らの目的を制圧する


そんな使命感があったにしても

母は単純に、娘たちを育みたかっただけかもしれない


最後のページ、母の人間らしい思惑が感じ取れて
そこがまたひとつこの物語を良いと思えるポイントでした


 

 



意味はありませんが、最近食べたもみじ饅頭の画像でも貼っておきます

つぶあんより断然こしあん派!!


年とともに和菓子の良さにも目覚めたわ〜
意外とコーヒーと合う飛び出すハート