「リビング」
重松清
 
コレの続きです下差し
「分家レボリューション」


浩介の嫁、優佳と
兄の啓介の嫁、美鈴は
結託して戦闘態勢に入っていた

本家の一人娘である真理子さん(独身・38歳)
真理子さんは幼いころから分家の兄弟である浩介・啓介を家来にし
当然、その嫁である優佳と美鈴にも厳しい「本家のルール」を強いてきた

とうとう、分家のヨメたちによる
本家のマリー・アントワネットに対する革命が企てられていた…!




うーーんやっぱりこの話も 


そこはかとなく

昭和のかほり…!



2000年発表の小説集ですが、
当時だってここまで「本家」が「分家」を牛耳るなんてこと
あったんですかね?


あったのかなぁ?


もしかしたら名家なら、令和の時代でもあるのかな…ゲッソリ



でも、今の時代なら普通に断りませんか?

名家だろうと、分家だか本家だか知らんがそれは嫁ぎ先のハナシ。
法事に駆り出されて雑用とか、草むしりやらお茶くみやら召使いのように。


そんなんできませーーんってそもそも笑顔で断わりますわウインク
私にも仕事やプラベの予定がありますし!


断る、という選択肢があることを知っているだけでも
やっぱり現代のほうが良いわ



して、この真理子さんは意外と気持ちのよい人だったということで
「分家レボリューション」は良いかたちで収束するという物語なんですが。。


いやいや、そもそも誰かに対して威張る権利が自分にあると思い込んでるような人、
そんな簡単に考え方変わりますかね?


たまたま今は真理子さんが結婚前でウキウキしてるだけで

結婚して落ち着いたり、
結婚生活に不満が出たりしたら

また何事もなかったかのように
分家の人間を顎で使いそうな気がする(笑)


真理子への警戒は緩めちゃイカン!
というのは令和的考えで、


そういう困ったちゃんの親戚にも良いところはあるんだから
お互い持ちつ持たれつ上手くやってきましょーよ!
というのがこの物語の未来なのかな?

でも

真理子が啓介・浩介兄弟の初恋の人って設定も
なんか気持ち悪りーな。

嫁からしたらますますそんな理由でいいように使われるのイヤだわ(笑)