「リビング」
重松清

コレの続きです下差し
「千代に八千代に」


中学1年生のスミには、千代さんというひいおばあちゃんがいる
千代さんと、その友達の八千代さん
90歳を超える千代&八千代コンビは幼なじみの親友だ。

親友、といっても
ひいおばあちゃんの千代さんがいつも威張っていて
友達の八千代さんはいつもしょんぼりしながらお説教されている

スミは最近、そんな2人を見ていると心がザワザワする
絶交した友達、トモちゃんを思い出すから。

友達って、いったい何なんだろう?



友情とは、二人にしかわからないちょうどいいかたちがある

ってお話かなぁとは思ったが



いやー

さすがにどうなの滝汗




スミはトモちゃんに引き立て役として利用されているような気がしているんだが

それだけなら、スミが卑屈になってるだけの可能性もあるけど


トモちゃんは頼んでもないのにスミの好きな男子に近づいたりして

いやコレ普通にフレネミーじゃん



ただ、トモちゃんをシカトする人たちの仲間に入るのは気が進まないスミ…

 


あー中学生ってこういうのめんどかったよね



正直どうなの?と思う人とも

一人でいるよりはマシって思って我慢して一緒に過ごしてるのが大半だったようなチーン




で、そんなモヤモヤした難しい中学生女子の友人関係と対比するように



ふだんは最強すぎる千代さんと怒られっぱなしの八千代さんだけど

八千代のここぞのピンチにはやっぱり千代さんが駆けつけて…



ふたりにしかわからない約1世紀女子の友情最高!

って流れなんだが




うーーん


八千代さん的にも本当にそれでいいのかな?

まあ、「いい人」「やさしい人」だけが「いい友達」でもないってのはわかるけどね




だけどわたし個人的には、

どんな人間関係も互いの尊重ありきだと思ってしまいますね〜

一方的に威張ってるとか言いなりになるって関係性はやっぱ不健康