母に見切りをつけた最後の新年会

隙をついては、家族の前でわざわざ私への一年分の嫌味をぶつけてくる母


私は親とのちょうどよい距離感、無理のない付き合い方を模索していましたが
そんなものは無理かもしれないと思い始めました


さて、げっそりしながらお開きになり
帰路につこうという時



  追いかけて来てまで脈絡のない嫌味



すこし話はズレますが

実家に行った際、親がうちに来た際、どちらも

いつも大量の親からの荷物を持たされます



食べ物、子供のもの、日用品…


過剰すぎるとこれはこれで厄介なモノではあるのですが、



親は、少なくとも物質的には惜しみなく与え続けてくれたということでもあり

ここがまた、私が親と決別しきれないポイントでもありました

こうしてお呼ばれすれば、いろいろおもてなししてもらったし


恩を仇で返していいのかと思うと…チーン



さていろいろご馳走になり、その大量のお土産も夫が車に運んで、

じゃあお礼して帰ろうかというとき



母が私たちに駆け寄ってきました



母「ねえ!あんたと、上の子ちゃんと、下の子ちゃんの干支は●年と◯年と☓年よね!?」


私「うん、そうだけど…」



母「じゃあ私は▲年だから、あんたたちの干支とは相性が悪いから、

一緒には暮らせないわね!!」




ねえ、意味分かります?




母が突然、ここまでそんな会話まったくしてないのに



私と子どもらと、自分の干支が相性悪いから

一緒には暮らせない。

と言ってきた!



なんか


アタマおかしくない?



干支の相性悪いってのは、なんかそういう言い伝えがあるらしいんだけど知らん


てか、それをわざわざ言う理由?



そして、一緒に暮らしたいなんて

思ってもないし言ってもないのによ!?




でも私、母がどういうつもりか薄っすらわかった

チーンわかる自分がイヤだった




この新年会で、どんなに嫌味言われても、

私は母のご機嫌とったりせずに無視した




このまま新年会が終わる。

母はそんな私に仕返しというか、

なんとかこっちのほうが上!みたいなこと言いたかったんだと思う




そして、「一緒に暮らせない」と私に言うことで



私が

「そんなこと言わないで」

とでも言うことを期待していたと思う




結局そう

昔からずっとそう



わざと傷つける言葉を言っては、

私の気持ちをコントロールしようとする

ショックを与えて支配する方法



わざと友達や、知り合いの娘さんや、兄嫁と比べては

私をいつも貶して



私がそれを悲しがる気持ちを利用して

母に気に入られたければ、母の望み通りにしなさい!

と、コントロールしてきた



私はいつも、悲しみながらも

お母さんに認めてもらうよう言われた通りがんばって


そしていつか、私のことも認めてほしいって思ってたんだ




ちょうどいい距離感?

尊重しあう関係?




そんなもの、今後どんなに頑張っても手に入らないだろう

他でもない母自身が、私とそんなものを築きたいと思ってないんだから


私はやっと悟った



この人に認めてもらう必要、あります?



そして、これからも会う必要あります?



そのとき私は三十代後半でした



もしかしたら、私の人生のお正月は、

もう残り半分を過ぎているかもしれない




今後はお正月のたった1日だって

楽しくないとわかりきってることに使いたくない。



こう強く思ったんです



子供たちから祖父母を奪うことになる

それも気がかりでしたが



このままでは私が壊れる




祖父母と会えないことよりも、

毎日養育する私が壊れないほうが、よほど子供たちのためだろう




やっと決心がついた



母から突然投げつけられた嫌味に

私は無言で背を向けて車に乗り込み、去りました




それからは

なにがあっても会わない


電話も取らない



それが最後の父母との新年会となりました。



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