「錆びる心」
桐野夏生

コレの続きです下差し
最終話
「錆びる心」


藤枝絹子は夫の誕生日に家庭を捨てた。

夫への積年の恨みを晴らし、自由を手にしたかった。

だが、絹子が辿り着いた新しい居場所は
大人数で住む家の住み込み家政婦だった




絹子が家政婦として住み込んだ家は

お屋敷ではあるものの貧しく荒れていて



病人やら老人やら手のかかるメンバーばかり

ダブルケアどころかヘタしたらトリプルケア


それを少ない金銭でやりくりし切り盛りする



家出しないほうがよっぽどマシな暮らしだったんじゃない?

と当然思ってしまうが



絹子はその屋敷で

水を得た魚とばかりに甲斐甲斐しく働く



寄せ集めの、一人では生きられない面々を

「誰ひとり邪魔者はいない」と大切に思う



ほんものの夫のことは不倫して裏切った挙句

娘ともども切り捨てた絹子だというのに



家族だからできない

他人だからできる



家族だから素直になれない

他人だから素直になれる



人の気持ちとは

こうも哀しく複雑のようでいて

こうも淋しくシンプルなものなのかと呆然とした




いよいよ春休み


 
終業式の日って、子供があっという間に帰ってくる
学校にワンタッチくらいの勢いで帰宅笑
毎回思うけど、朝出発するまでがドタバタ大変すぎるので
いっそのこと休みにしてくれとすら思う
(どっちにしろ給食ないし)

終業式、オンラインで良くね?


なにはともあれ1年間お疲れさまでした

 

という気持ちで焼きそばを作りましたニヤニヤ



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