「錆びる心」
桐野夏生
コレの続きです

「月下の楽園」
「荒れ果てた庭」フェチの男、宮田はある日
自分の好みピッタリの荒れ果てた庭を見つける
どうしてもこの庭のそばに住みたいと下宿を申し込むが
大家の老女は気難しく、宮田を庭園に近付けさせないが…

「荒れ果てた庭」フェチって!
決して犯罪行為になるような嗜好ではないんだけどまあ
理解されないだろうなぁ
このシュミ
庭師とかで仕事にでも活かせれば良かったのに…
もし宮田が「荒れ果てた庭」だなんて超マニアなシュミじゃなかったら。
そして、大家の老女がここまで頑なな変人じゃなかったら。
こんなことはならなかったのに。
というような悲劇?喜劇的なトンデモのラストをむかえます笑
宮田がどうしても老女の所有する荒れ果てた庭を眺めたいという欲望に勝てず
あの手この手で老女の目を盗んで庭園に近づこうとする様は
読んでるうちにものすごい背徳行為であるような気がしてきた
庭が見たいってだけのハナシなんですけどね。
(不法侵入に近い行為ではあるけど。)
スーパーでちょいちょい見かけるんですが、
「あのこ」にはなかなか会えず…
うちの近くのスーパーではカニちゃんとシーサーに出会いがち笑
根気強くパトロールを続けた結果
とうとうひとつだけ残った「あのこ」に遭遇…!
当然即買いしましたよっと