映画
「8日で死んだ怪獣の12日の物語」
コロナ禍で撮影がすべてストップする中
俳優のサトウタクミ(斎藤工)は通販で「カプセル怪獣」を手に入れる
この怪獣は、この世界を救うのか?それとも…?

当時、実際に様々なエンタメが停止するなか
全編ほぼリモート撮影で作られた映画とのことで、とても話題になったと思う。
観てない私でも、
白黒映画であることや、ほぼテレビ電話やライブ配信のシーンだけで構成されていること
あとなんか
紙粘土でできた仮面をかぶった女性たちのコンテンポラリーダンスのシーン
これらはすでに予備知識としてありました
さて、コロナ禍の当初の混乱を少し過ぎた(といえるだろう)現在
はじめてちゃんと鑑賞。
紙粘土にしか見えないカプセル怪獣の卵や幼虫
つまり、コンテンポラリーダンスをしていた紙粘土仮面の女性は
怪獣の擬人化?ということなのか…?
ステイホームでヒゲも髪ももじゃもじゃという出で立ちのサトウタクミが
いろんな形の紙粘土をつまんだり土に埋めたり小刀で切り離したりなんやかやする
タクミとテレビ電話でカプセル怪獣についてあれこれ考察する映画監督(樋口真嗣)
「その形は〇〇怪獣じゃない?」などとウルトラ怪獣についてとても詳しいが
「タクミくん、それ紙粘土じゃない?」とは言わない
同じく俳優の大戸のん(能年玲奈)は
「自分は通販で宇宙人を買った」などと
合コンで「私ちっちゃいオジサン見えるんですぅ~ホントなんですぅ〜」ってボケる女みたいなこというし
途中で、もしかしてこれ、コントかな?
と思うシーンもあった

あと、コロナ禍で困窮するタクミの先輩(武井壮)
彼がいくつか家庭を持ってるみたいな設定は必要?
タクミと同じくカプセル怪獣を育てているYouTuber、もえかす(穂志もえか)
彼女の意味は結局よくわからない笑
カプセル怪獣の最終形態を見たときは
え…それ…?と思わんくもなかったが
「コロナと戦うひとりひとりがヒーローです」というセリフにはちょっとジーンとした
結局はマスクとワクチンとステイホームで人類が力を合わせて戦おうということだよね!
と、解釈しました


コロナ禍を描いた作品としては
この前紹介した「Ribbon」のほうが個人的には好みでしたが
すべてのエンタメが停止するしかないのだと思っていたあの時期
この映画が制作されたというニュースは心が明るくなりましたし
映画の内容も、明るい未来を信じさせてくれるようなものだと思いました
しかし、ステイホーム辛かったな
辛さが蘇ってきた…