「妻が椎茸だったころ」
中島京子
コレの続きです

「ラフレシアナ」
亜矢は、パーティーで一郎と知り合うも、
変わり者の一郎は亜矢よりも趣味の食虫植物に夢中。
そんな一郎に恋人ができたと聞いた亜矢は…
食虫植物をなによりも可愛がり、女(自分)にいっさい興味を示さない
こいつぁねーわと思ってたヲタク男に恋人ができたという衝撃と
その恋人がまるで食虫植物を具現化したようなオンナだった…
というハナシ(笑)
しかし不思議なのは、
そんな亜矢のなかにも食虫植物への執着が芽生えていたこと…
一郎の留守中、嫌々に一郎の食虫植物の世話をしただけだというのに。
亜矢の執着は
食虫植物のうつくしさに魅入られたせいなのか?
はたまた、得体の知れない一郎という男に対してのものなのか?
なにがキッカケだとしても、
人は案外ささいなキッカケでなにかにどっぷりハマってしまうものなのだろう

