「ディス・イズ・ザ・デイ」
津村記久子

コレの続きです下差し
第10話
「唱和する芝生」

出てくるチーム
川越シティFC✕桜島ヴァルカン

核となる人間関係
高1の富生と、吹奏楽部の鰺坂先輩

好きな一文
「それは可能だとまずは信じなければ」




吹奏楽部でスネアドラムを担当する富生は、

トランペットは上手いのに部にはあまり馴染まない鰺坂先輩のことが気になっている



そのうち鰺坂先輩はふらりと部活を辞め、

ひょんなことから富生は

鰺坂先輩は桜島ヴァルカンの応援でトランペットを吹いていることを知る



富生は鰺坂先輩のことを知りたくてスタジアムに行くのだが、

そのまま富生自身もチームの演奏部隊に参加するようになる



川越シティFCの。



いやいや、いくら川越がホームだからって

そこは鰺坂先輩のいる桜島に参加するべきでしょ!笑



高校生のほのかな恋心とはいえ、

富生、遠回りすぎるぞ!!



同じ学校で、もともと同じ部活だったんだからふつうに話しかければいいのに

とは思うが、そうはしないのが奥ゆかしくて良い

 


でも富生は、川越の応援仲間と一緒に

替え歌応援歌を作って演奏したり、遠征にも行ったりと

恋心関係なく充実している様子



応援するチームは違っても、富生と鰺坂先輩は

お互いサッカーの2部リーグの応援席で演奏している


それは、ふたりが同じ部活に所属していたころよりも

距離が近づいたように感じるから不思議だ。



そして、久々に川越が桜島と対戦する試合では

相手ベンチから聞こえる鰺坂先輩のものと思われるトランペットに耳をすましたりして


富生、

エモいけども回りくどい(笑)



回りくどいけども、まったく届かないのかと言われれば

そうとも言い切れず…



油断していたら、ラストでは思わず不意打ちキュンをくらってしまった


 

 



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