「未来の息子」
椰月美智子

コレの続きです下差し
最終話
「告白」


主人公の「僕」は、女子旅から帰ってきた恋人の告白を聞いている


夜、彼女は古い旅館の布団敷きのオジサンの部屋に行ったという話。





なんだこれ〜!

最終話もめっちゃ不気味な話!


不気味かつなんかエロいニヒヒ



まず、旅行先でした浮気?

(主人公の恋人がオジサンとセックスしたとかいう描写はないんたが)

を、浮かされたように訥々と語る恋人との地獄の空気ニヤニヤ



しかもね、オジサンの部屋に行ってしまったのは

主人公の恋人だけではないのです



一緒に行った女友達も、

吸い寄せられるようにつぎつぎとオジサンのもとへ滝汗



オジサンの裸の背中には女の彫りモンがあって

まるでそれに吸い寄せられるように。



その女は入れ墨だという説に着地したようだが、

私は過去の女たちの情念がオジサンの背中に染み付いているのではないかと思った



ソレが良くも悪くも、ひとを惹きつけて止まないということではないか



その証拠に、

衝撃と怒りで恋人の話を聞いていたはずの主人公も、


最後にはなぜかその布団敷きのオジサンに猛烈に会いたくなってる!

滝汗オマエまでがナゼ



やめてー!

たぶんそれ絶対会ったらダメなやつ!



と、思うけども

オジサンとすごす時間が自分のなにを変えるのか私も気になってきた…



まったく悪びれずオジサンとの一夜を話す主人公の恋人も

オジサンのもとから戻ってきて「次はあなたの番ニコニコ」と平然と言う女友達も

ふつうじゃないもん

なんかに目覚めちゃってる感じ



オジサンとの時間に

なにかしらのイニシエーションがあるのではないかとか思ってしまった



 

 



 

 



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