「サキの忘れ物」
津村記久子
コレの続きです
「Sさんの再訪」
大学時代の友人、「佐川さん」からハガキが届き、
二十五年ぶりに「佐川さん」に会うことになったものの
「佐川さん」のことをよく覚えていない主人公。
しかたなく、大学時代の日記を紐解いてみると
日記の中には、さまざまさな「Sさん」のエピソードが。
どれが「佐川さん」のことなのか。。?

またまた感想文というより自分語りですみませんが、
いちばん日記を熱心につけていた高校時代、
私は普段のテンションでつける日記帳とは別に
「嫌なことがあった時の恨みつらみ日記帳」があった
その恨みつらみ日記には、何度も泣きながら怒りながら書いた想い出がありますけど、
社会人くらいになって読み返してみたら
なーーーんも覚えてなかった(笑)
私も登場人物の名前をハッキリ書かなかったり
出来事もぼやかして書いていたせいか
まーーったく記憶ナシ
昔の日記が恥ずかしいという感覚すらないんよ
ほんとにコレ私が書いたんでしょうか?というレベル
たとえば
「今日また、死にたくなる出来事があった。
席替えのこと、と書けば未来の私にもすぐ思い出せるだろう」
って一文がありまして(マジ)
は!?
席替え!?なんのこと!?ごめんなんにも覚えてないよ!![]()
席替えなんて数ヶ月でまたやるんだから早まるな!!
って感じ![]()
長々自分語りしましたけど、
時がいろんな悩みやわだかまりを流してくれるものだし、
昔の日記を読み返すように、自分に対して客観的になれたら、
今現在の悩みももしかしたら解決するかもよ
ってことかなと思った
大学時代の記憶を取り戻すために古い日記を読んでいたはずの主人公が、
不意に現在の悩みにむきあい、突如として決断を下すところが
なんだか爽快だった
