「ファースト・プライオリティー」
山本文緒
コレの続きです
「カラオケ」
職場の同僚
鷹野さんはデリカシーがなくあけすけで、カラオケ大好き。
まわりを半ば強引にカラオケにさそいまくる
新堂さんは洗練されていて、仕事にも妥協がない。
鷹野さんのカラオケの誘いもばっさり断る。
ともに同い年だが、まるで正反対で相性も悪いふたり。

私も大好き「カラオケ」が題材の短編
しかし、私は一人カラオケ専門だが
鷹野さんはコミュニケーションのひとつだとでもいうように
周囲を強引にカラオケに誘いまくる
昭和のおっさん気質みがある
うーん。カラオケ好きとは言え、鷹野さんは私とはだいぶタイプ違うな…
新堂さんはカラオケは嫌いだけど、まだ新堂さんのほうが共感できるかも…
ふたりの間に挟まれる主人公も、
どちらかというと新堂さん寄りである。
だって鷹野さんは、がさつだし、テキトーだし…
と、ここまで読ませて
後半の展開には驚いた![]()
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ショートショートなみの短い短編で、
限られた登場人物だけしか出ていないのに、
途中からこんなにガラッと話の印象が変わることってある!?
意外な結末に驚き![]()
なんていうか…
人なんて、見えている部分は本当に一部で
見えていない深い部分にどれだけ気づけるか、思いやれるかが
人間力というのかな。
鷹野さんは、意外とそういう人間力に長けているのかもしれない
そしてやっぱり
カラオケ、サイコーだよね!!
