「ファースト・プライオリティー」
山本文緒

コレの続きです下差し

「息子」


元ヤンからヤンママになった、怖いもの無しの主人公(31歳)

だけど現在は、小学校高学年になる息子に夢中。
なのに、最近息子の態度は今までと違い…




親っていつまでも、

子供は自分を好きだと思っているよね。



私も

小さい頃はたしかに大好きだった、両親が。

いつかいなくなることを思うと、泣いてしまうほどだった




だが、思春期を経て

そして

おとなになって冷静に親をみられるようになって


嫌でも気づいてしまった


わたし、親無理。合わない。って



それを親に隠すことなく過ごすようになって

もう6,7年経つのたけど



両親は私がそう思ってること、まだまだ受け入れられないみたい




この短編の主人公のように

息子を大のお気に入りだったならまだわかるけど



私は両親にとって

ちっとも満足のいく出来ではなく


ダメ出ししかしてこなかったくせに

それでも、

私が彼らを好いて尊敬して当然だと思ってるんですね



不思議だなぁーと思うと同時に


わたしは育児も同時進行で生きているので

なんとなく両親の気持ちも少しわかるんですよ




ちいさい子どもの育児って

とにかく母、母で


私が子供らの世界のすべてになったかのよう



いや、それは超限定的なハナシで

当然、時が過ぎればそんな世界から子供は脱却する。



だけどあまりにも母、母と求められ続けて与え続ける毎日に



この世界はずっと続くんだろうなぁと錯覚してしまう気持ちも少しわかるのよ



危ない危ない。


いつか、子供たちも私を客観的にみて
「この人苦手だわぁ」
「ほどほど距離おきたい」
って思うかもしれないね。


そしたらむしろ喜ぶくらいでありたい。
親を客観視できるということは、自立の証拠だからね


そして、親を嫌うことになってもどうか罪悪感を持たないでと思っています
悲しいけど!お願い