「ファースト・プライオリティー」
山本文緒

コレの続きです下差し

「社畜」

31歳のOL,吉住は理事の姪というコネで働いている

とある人には「社畜」と陰口をたたかれ
とある人には能力を買われ
またある人には全力でやっかまれ

会社というのは、吉住にとって滑稽な場所に思えた



この、

「打たれた球を拾うだけが取り柄」とされる吉住というOL



相当デキる人ですよね



「理事の姪だもんねー」という陰口も聞き流し

なぜか上司に気に入られて良いポジションに引き立てられても淡々と引き受け

それをやっかんで八つ当たりし悔し泣きをする同僚を横目に去る



雑音気にしない。
そんな重大な役目私には無理ですとか謙遜しない。
嫉妬にも、「なんなら代わってあげてもいいのに」というくらいのスタンス

つまり鈍感力。



大人になると、鈍感力の大切さがよくわかる 

かなり重要なスキルですよね

「ここではないどこかではなく、私の居場所はここだけだ」
と、吉住は思うのだけど

これ上差し私もおばさんになってつくづく感じることなんですよ


自分探しもいいけど
基本的には今いる場所でやるしかない


そのためには、ある程度理想も切り捨てて
どーんと居るしかない
やれることを精一杯やるだけよと覚悟するしかない


私も、吉住みたいになりたいと思いました。