「神様のケーキを頬ばるまで」
彩瀬まる
コレの続きです![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
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第二話
「七番目の神様」
橋場はオシャレなカフェの店長をしているが
実際は
幼い頃から喘息に悩まされ
老人たちと青空将棋をするのが趣味であり
小難しい芸術映画は理解できない、そんな男
ひとの顔色を見る癖があり、
どうも本当の自分をさらけだして誰かと付き合うことが怖い
そんな橋場だが、
合コンで知り合った笑美とメールを交わすようになり…
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オシャレな肩書きは最大限アピールしたほうがいいし
散歩や将棋なんて趣味より
スノボが趣味だとアピールしたほうが合コン受けはだいぶ良い
結果、そうして構築した人間関係に、本当に自分は存在するのだろうか?
自分なんてものがいなくたって、円滑なコミュニケーションができるならば
それでいいのだろうか?
橋場は、喘息気味だし
働いているオシャレカフェにすら、負い目を感じていて
難しい映画やオシャレな趣味にも興味はない
だけど、橋場は人をよく見ているので
相手に寄り添ったアドバイスができるという長所がある
どうして、そんな自分をそのままさらけ出したらいけないんだろう?
もし、そうしたらどうなるんだろう…?
物語の最後、小さいけれども
橋場にとっては大きな一歩を踏み出す
なんだかそれは明るい一歩になりそうな
予想外にすてきなラストだと思った
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