「家族シアター」
辻村深月

コレの続きです下差し

「孫と誕生会」


妻を亡くしたあと、一人暮らしをしていたが
70を前にしてアメリカ帰りの息子一家と同居することになった

息子の一人娘である孫の実音
アメリカではインターナショナルスクールに通っていた

当たり前のようにずっと日本で暮らしてきた祖父にとって
孫の実音のことはどうも理解が難しく…




最後

泣きました




子供ながらに
「自分が大人ウケする子供かどうか」ってなんとなくわかってるよね


私は大人ウケするタイプじゃなかった

はしゃいだりするの恥ずかしいし
口を開けば生意気なこと言って、
だけど、本当に思ってることの半分も言葉や態度に出せない


これは物語と関係ない私の話なんですが下差し

あるとき、友達とちょっとしたトラブルになって
何日も悩んだことがあり

あまりこういうことはしないけど、辛すぎてとうとう母親に打ち明けた


そしたらさ

「あんたも○○ちゃんくらい元気で素直なら
そんなことで悩まないのにねぇ」

○○ちゃん=今まさにトラブルになってる相手の名前


んー


それ、今言うの?


って思ったけど
仕方ないんだなってすぐに思った
私が明るく元気じゃないから悪いんだもん 
お母さんの好きなタイプの子供じゃないからダメなんだもんな
って


友達と、どんなことでモメたのかはとっくに忘れたけど
あの時のお母さんの言葉は忘れられないよ


理屈も理由も解決策もいらないから
味方になってほしかったよ


この章を読んで思い出した