

苦しかった…
私この章読んで、泣きました
子供を持って仕事をし始めて、驚くことばかりだった
こんなにいろいろなことが出来なくなるのかと。
たとえ保育園に預けている間でも切り捨てられない
「母親」であることを
終業後は即「社員」から「おかあさん」に戻らなければいけない
そうなると、「社員」としての余裕はほとんどなく
昔はできたはずの
「ちょっとしたもうひとふんばり」ができなくなる
具体的にいうと、
保育園のお迎えがあったら
「もう少しで終わるから残業しちゃお」ということはできなくなる
でも、ふんばれない社員のしわ寄せを
他の社員がカバーしないといけないの?
私はもうこれ
何百回も自問自答したよ
私はいるだけで人に迷惑をかける存在なのでは?
辞めたらいいのでは?
結局、答えは出ないまま今に至るんですよ、すみません
仕事を辞める決断もできなかったし
「すみません」、「すみません」って何度謝っても
また来週には同じことで迷惑かけるかもしれない
そう思ってから私は、
子供の体調不良で休んだあとも
もちろん謝罪はするけどお菓子の差し入れは止めた。
みんなもバカバカしいと思ってるだろう
菓子なんか要らないから、ちゃんと仕事来いよって
だけど、私がいくら頑張っても
子供の体調なんかコントロールできないんだもん…
お菓子なんかで許してもらおうと思ってないから
みんなもどうぞ迷惑だと思ってくださいよ
それを甘んじて受けます
そんで、辞めなくてゴメンね
そんな捨て鉢な気持ちを思い出して、思わず泣きました
この気持ちって、仁美の
「エールはいらない」って気持ちと少し近いんじゃないかなと思った
一話目では、我が強くてちゃっかりした人って印象だった沙也だが
この章では、真面目で誠実な一面が見えた
