「無人駅で君を待っている」
いぬじゅん
コレの続きです
最終話
「君が残した宿題」
無人駅のホームで、「夕焼け列車」を待つ男
彼は、病気で死別した妻を待っていた
妻との最後の日々、
妻から出される様々な「宿題」をこなした日々を思い出す
とうとう最終話
泣きました!!
とうとうキタ!!
わんわん泣く感じではないけど
目頭が熱くなってジワジワと泣く感じ
これ、若い頃には確実に無かった感情なんですけど
私が死んだら
家族には私のことを早く忘れてほしい
という気持ちがあります。
特に子供には強くそう思う。
子供らには、私が死んだことで悲しんでほしくない
間違っても、自分がもっとこうしていたらとか悔やんで欲しくないし
その後の人生を生きるのが怖くなるようなことになってほしくない
それくらいなら忘れてくれよ私のこと
墓もなくていいよ
で、私の夫はとても朗らかで優しい男性なんですが
コレ冗談でもなんでもなく
私が死んでもそんなに落ち込まずにケロッとしてそう
なんですよね~
いざというとき冷たいとかそういうわけでもないんですが
基本スタンスが他人事というか
サイコパスみがあるというか
私が死んでも何事もなかったように普通に生活しそう。
普通に子供のお世話はしてくれそう。
若い頃は、夫のこういう感じが淋しいと思ってましたが
今はそういうところがむしろ安心できる
たとえ母親である私が死んでも
父親が(夫ね)ここまで平常心だったら、子供もすぐ慣れそう
安心して死ぬる
最終話の男性の妻が
自分が死んでいくことよりも
自分が死んだあと、遺された人に幸せに生きていってほしいと強く願う気持ち
すごく共感できました
てなわけでこの本
5回は無理でしたが
1回泣けました!!
読んで良かったです