「無人駅で君を待っている」
いぬじゅん
コレの続きです
第三話
「明日へと続くレール」
多恵は結婚して44年の夫、謙治とふたり暮らし
無口で不機嫌な謙治との生活
多恵は遠い昔、婚約者を亡くしていた
結果から申します
第三話
泣けませんでした!!
でも
とってもいい話…
てか
ご主人、いい人じゃないですか!!
今回、主人公がおばあさんで、急にいろいろ共感できたような(笑)
長い人生にはいろいろあって
思う通りに進まないことや、やむなく進路を変えることもある
だけど、たどり着いた今の場所こそが私の居場所だし
選んできたものでもあるんだよね
それを、選びたくて選んだわけじゃないと憎む日もあるだろう
でも自分の周りに在るものは、これまでの小さな奇跡の集積でもある
ないものを悔やむより
あるものを慈しみたい
それは自分の辿ってきた旅の行程を慈しむことでもある
多恵はもうおばあさんで、旅の終わりが近いと自覚している
失ったものも、諦めたことも
レールの先の旅の終わりでもう一度会える
そう思うと、旅の終わりは寂しいことだけじゃなく
なんだか暖かいものだと感じた