明日カノの最終巻の話を書いてスッキリしたつもりだったんですが
一度書いたらまだまだ止まらない!!


まだまだ語らせてえ!
明日カノを!
 

語り足りない.1江美とゆあてゃ



作者さんのインタビュー読んだので正しい情報だと思いますが

 

本来、江美編は予定になく

しかし、ホスト狂いで風俗堕ちしているゆあてゃというキャラが予想外の大人気で

「ゆあてゃに憧れてホス通い」

「ゆあてゃに憧れて風俗勤務」

という読者の声が聞こえたことから(マジかポーン)



作者が危機感を覚え、

「夜の仕事しかしたことのない女性の未来」を描いたのが江美だそうで



つまり、江美はゆあてゃの未来の姿

ってことですよね




だけどね、個人的にはやっぱ

江美とゆあてゃは違う




僅差なんだけど、大事なところが違う



簡単にいうと

「心にベースがあるかないか」


 

 上差し江美。元バンギャで元ソープ嬢。スピ系にハマる

アラフォーになり地元へ戻り、どう生きたらいいか行き詰まる



江美も、両親にはあきれられていて(父親とは和解できず死別)

親にも言えない仕事もしていた(ソープ)


周りの人も、結婚したり将来の夢をもっていたり

自分だけがなにもないと感じています



だとしても

呆れながらも食事を作って待っててくれる母親

たまに叱られたりしながらも、暖かく見守ってくれる同僚

立場や生活はちがうけど、一生懸命生きようねって言い合える友達


それらが江美にはあるわけです



最終巻での江美は、もう心配ないなと安心できました



ゆあてゃには…

これらのものはひとつも持ってないように思う



 

 上差しゆあてゃ。明日カノの大人気キャラ

親に放置され祖母に育てられる

ホストにハマり風俗へ。メンヘラ気質でリスカ癖がある



だから、あれ以上のラストは描きようないなって思ったんですね


だけど、なんとか希望を見出だそうとするならば


相変わらずホスト遊びをするゆあてゃだけども、


ホストからの営業メールにもどこか醒めた目で

沼ってる「担当」は見つかってない様子



不意に、萌やはるぴと遊んだ夜のことを思い出したりして

はるぴへのいまだ消えない執着とも解釈できるけど


萌という友達への郷愁だとしたら

そこは少しゆあてゃの成長だと思っていいのではないかな



失った友情に思いを馳せるようになったら

次はもう少し安定した人間関係が築けるようになるかも…



なんて、そう上手くは行かないかぁ~


心の根本にベースがないと

安定した人間関係を築くって

本当に難しいこと



これは、ゆあてゃに限らず

明日カノで繰り返し語られてきたことのように思います



ゆあてゃに幸あれ。

でも、ゆあてゃにとっての幸って、なんとなく不幸な想像しかできん