「きのうの影踏み」
辻村深月
コレの続きです

「噂地図」
真由美は小学生のころ、
流行ってる噂の出所を辿り
「噂地図」を作るという遊びをした
遊びだけれど、
「嘘をつかずに作る」「途中でやめない」という掟がある。
これを守らないと、恐ろしいことが起こるらしい
高校生になった真由美は、久しぶりに「噂地図」を作ることになる

とりあえず、
「ムラサキカガミ」って懐かしい~!!
「ムラサキカガミ」って言葉、ハタチまでに忘れないと呪われるよ
ってやつ
私これ、本気で震えた思い出
覚えてないと呪われるってならまだしも
忘れないと呪われるってのがミソだよね
忘れるって難しい
しかもムラサキカガミの噂を、私の子供から聞かされたときはさらに震えたね
感動で
ムラサキカガミ、お前まだいたんか!ってね
もちろん子供には、「私まだ覚えてるけど生きてるよん♪」って言ったけど
こういうやりとり、各家庭で繰り返されたはずだけど
きっとこれからもムラサキカガミの噂は続くんだろうな
噂ってそういうもの
ネタバレしちゃうと
高校生の真由美は、噂地図を改ざんしてしまいます
小学生の無邪気な噂と高校生の噂は性質がぜんぜん違うから仕方ないかと
そして、「恐ろしいこと」が起きますが…
ある意味
幸せな結果じゃね?っておばさんの私は思う
真由美も、あと20年もすればわかるよ
噂なんて、ちょっと楽しいのは確かだけど
ほとんどはロクなもんじゃないからね


