「あいまい生活」
深沢潮

コレの続きです下差し

「好美」


ティラミスハウスの住人、好美は
家事代行とスーパーのレジ打ちの仕事をかけもちしている。

好美は、結婚した夫からDVを受け
なんとか逃げ出したものの、一人息子の雄斗を婚家に奪われてしまった

姑や元夫の目をかいくぐり、雄斗と電話することだけが生きがいの苦しい日々。

そんなとき、
同じシェアハウスの無愛想な住人、さくらが
生活保護を受給していることを知る




生まれる家もそうなんだけど、

つくづく、

結婚相手で人生って大きく変わるよなぁ~と思う



特に女性は出産したとしたらしばらくは確実に働けなくなるし

ということは、配偶者に経済的な面で頼りきって生活する期間がどうしてもできる


そういときに支えてくれなかったり

それを笠に着てモンスター化する相手だったら地獄ですわ



もちろん、結婚前の見極めも大事ですけど

結婚前にはわからないところもありますよね~


自分だってそこまで考えて結婚したか?と言われたら自信ない。

というか、そこまで考えてたら結婚してないや


結婚はまさにギャンブル



そして、控えめで優しい好美でさえ

自分以外の弱者(生活保護受給者のさくら)に対して

優しい気持ちを持てないところはリアルだと思った


支えあったり、いたわったり手をさしのべられるのは

やっぱり自分に余裕がある人だけ。



その日その日を生き抜くだけで精一杯

努力してもしても、悪循環のループに足を取られている人にとっては


弱っている人を自分より下だと見下したり

まだまだ生ぬるい、もっと自分と同じくらい苦しめと思ってしまうのは

自然なことなのかもしれない




 

 


 



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