「対岸の家事」
朱野帰子

コレの続きです下差し

「明るい家族計画」



詩穂のパパ友、中谷は霞ヶ関に勤めている
男性の育児参加、さらに働き方改革のモデルケースになるべく
二年の育休取得中である。

妻の樹里は外資系に勤めるバリキャリ。

中谷にとって、育児も家族計画も計画ありき。
計画だてて、遂行するのみ。


だけども、本音は
家事と育児の思い通りにいかなさ、果ての無さに途方に暮れていた



失礼なだけだと思ったパパ友、中谷の内面と過去が明かされます


「完璧な専業主婦」として必死だった母親に

教育虐待を受け、今もその壮絶なトラウマを抱えています



与えられたことのない愛は、与え方がわからない。

それは当たり前のことのように思う。


そして、それを当たり前のように手にしている人間とは、きっと分かりあえないだろう…



中谷ははじめ、詩穂をただのお気楽主婦として見ていたが


意外にも

詩穂もまた、実家への割りきれない気持ちを抱えているとろが中谷と共通していた。



与えられたことのない愛は、与え方がわからない。

だけど、その後の人生で少しずつ触れて、知っていくこともできるのだ



 

 

 

 



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