「対岸の家事」
朱野帰子
夫と、二歳の娘と暮らす専業主婦の詩穂。27歳。
母を早くに亡くしたことから、かなり早い時期から「主婦」をして生きてきた。
そんな彼女が家庭のまわりの限られた世界で出会う、
ワーキングマザー、イクメン、子育て卒業した女性、子持ちでない女性…

「くらやみガールズトーク」と同じ作者
ですが、こちらの方がうんと分かりやすいです
同じ原作者のドラマ、「わたし、定時で帰ります。」は大好きで見てました
原作は読んでませんが、おそらくこっちの作品に近そう。
ドラマ化したら楽しそう
主婦や仕事、子育て、夫婦の問題がギュッ!!と詰まっています。
でもね、全編通してちょっとモヤモヤすることも…
主人公の専業主婦・詩穂ちゃんが、めっちゃデキるしいい子なんです
なのにやけに自信なさげだし、
他のキャラクターもなにかにつけ彼女を見下してるんですよね
もちろん、章が進むにつれ、ちゃんと詩穂を見直すんですが
あくまで「見直す」程度なのがなんとなくモヤッ
登場する兼業主婦たちがなんとなく、みんな上から目線っていうか~
とまぁ、初っ端からモヤモヤポイントばっかり書いちゃいましたが
基本的にはとても面白いし共感いっぱいなので
明日から一話ずつ感想文を書きたい。