「母親病」
森美樹

コレの続きです下差し


「砂の日々」


介護士として働く光世は、DV夫と離婚し
娘の陽花と暮らすシングルマザー

見た目にも構わず、元夫の思い出にいつまでも捕われている母親を
娘の陽花はイライラしている。


そんなとき光世は、訪問介護先の園枝から
同僚の瑠依が裏で性的サービスをしていると聞かされる




「家族」も「子供」も

「母親」にとっては替えがたく大切な宝物であり

最後の砦であるが



「家族」も、「子供」も、結局は別人格をもつ別の人間



母親の思惑とは全く違うことを思い、全く違う行動を取る



当然、「母親」のことも

嫌ったり軽蔑したりすることもあるだろう



それどころか、「母親」という存在自体

捨てようとする日がくるかもしれない



しかし、「母親」は

最後の砦が崩壊した母親は


これまで、砦を守るためにどんなことも耐えてきた母親は

どうなることだろう



なんとしても「最後の砦」にしがみつくかもしれない

逆に

「最後の砦」を、みずから叩き壊そうとするかもしれない


いっけん真逆の行動だが

どちらも、「母親」の自己防衛本能から来るものだと思った




家族って、母親ってなんでしょーね

一生懸命やってコレなら、

一生懸命なりすぎるのがダメなら、やってられませんなぁ


光世と陽花親子が今後には

少しだけ希望がみえる…かな?



 

 


 


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