「主婦病」
森美樹


コレの続きです下差し

「さざなみを抱く」


熟年夫婦の私たち

円満だけれども、肉体的な接触はもう長いことない

夫は、ゲイだということを隠して私と結婚した
跡取り息子を「がんばって」作り

若い男性の恋人との情事中に脳卒中で不自由な体になった




LGBTへの理解が一般的となってきた今ではありますが




性的指向は自分でコントロールできないものというのはわかるし

境目がハッキリしないケースもあるため

結婚して家庭をもってから本来の性的指向に気づく場合もたしかにあると思う



でもそれってさ

それで浮気するってさ

 


「年上の魅力に惹かれて結婚したが、加齢とともに若い異性の魅力にとりつかれて浮気する」

っていうのとどれくらい違うんですかね?



性的指向はコントロールできないってなら

おっさんより若い男に惹かれるってのも性的指向の一部ではないでしょうか

(オバハンより若い女の子がイイってのもね)



でも、みんながみんな

味も興味もなくなった配偶者を裏切って浮気するわけじゃない 

もし、夫はおっさんだから若い男と浮気してまーすなんて言ったらめちゃめちゃ叩かれるよねニヤニヤ



でも、LGBT絡むと

なんかコレも許さないといけない雰囲気ない?

配偶者も理解するべきだ!みたいな



それがちょっとなーと個人的には思ってる




知識にも配慮にも欠けてる意見だとしたらすみません



ちなみにこの章では

「金髪の男」は、妻の「私」に誘惑される存在として登場する



これは妻の、夫へのやり場のない気持ちや

終わりを迎えつつある女としての「性」の焦燥感が具現化した存在だと感じた