「君に言えなかったこと」
こざわたまこ


 

 

友達、親、恋人

はたまた、名前のつけられない関係性の人

そんな相手へ

うまく言えなかった言葉

うまく言葉にできなかった想い




第一話

「君に贈る言葉」




奈々子は、幼馴染の女友達である真壁の

結婚式のスピーチ原稿を考えていた。

出席者みんなに喜ばれるようなテンプレートのお祝いの言葉を。



だけどほんとは、真壁本人にも言えない

奈々子の真壁への本心が次々と溢れ出すのだった



「友達」も、長く続けていると


お互いに浮き沈みがあったり

お互いに波長合いまくりの時期があるかと思えば

ギクシャクばかりの時もある


 

ちょっと失望したり、されたり

憤りや、寂しさを味わったり

もちろん楽しさもあるけど



それでも、変わらないわけにはいかない。

私も、友達も。



だけども、変わらないものもたしかにあって

数年ぶりに会ったのに、前に会ったときと同じテンションで話してたり

何年も会ってなくても、「友達」と言われれば自然に頭に浮かんだりもする



お互い、嫌いなところがないわけでもない

嫌な思い出もなくはない

なんでだか、それでも友達でいる



それでも細く長く続いているのは

それはもう縁としか言い表せない。


 

※感想文はコチラ  ニコニコ下差し下差し



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