「七人の敵がいる」
加納朋子
コレの続きです

「当然夫も敵である」
学童保育の役員に奮闘する陽子
そこへさらに自治会の会合も
陽子は、これくらいはやってよと夫を出席させる。
後日、会合から帰宅した夫は
「うち、自治会長になったから、よろしく~」
な、なんだって!?

ギャーーッ!!
この、「いちばん近くに敵がいた」パターン(つまり夫ね)
めっちゃわかる



悪気はないんだと思う。
悪気はない。
だから仕方ない?
んなわけねえだろアホが



そもそも自分(夫)が具体的に動くことを想定していない
妻がなんとかするもんだと思ってる(イラッ
)

そのわりに、その場の雰囲気に流されて
その場でいい顔したいばかりに安請け合いしてくる(イライラッ
)


物語には、そんな夫ののらりくらりで介護まで丸投げなんてケースも出てくる





四話まで読んで、主人公の陽子は
非常に敵を作りやすい人物であるが
どんなにいがみ合った相手でも、相手の良いところはスッと認め
さりげなく仲間にしていく痛快な性格だとわかってくる
非の打ち所のないスーパーウーマンよりも余計に魅力的に感じられる