「七人の敵がいる」
加納朋子
コレの続きです

「男もたいがい、敵である」
陽子の息子、陽介も二年生。
昨年の大反省を生かし、陽子は学童の父母役員に。
しかし、「男性だから」と祭り上げられた会長・副会長のフンワリとした運営にヤキモキ…
よせば良いのにまたも「ミス・ブルトーザー」として猛進してしまう陽子。

男性だからって許されてる、とか
逆に、女性だからって許されてる
っていう、両者の間の不公平感
ここはもう埋められない溝があると思う
ただ、陽子はちょっとそれに過敏になりすぎている
女性のほうが目が行き届くと思われがちだが
男性は全く別の視点で物事を捕らえていたりするんだよね。
はじめから「敵」スタートは少しもったいない
失礼なヤツは断固闘うべきだけど!
会長さんはそう悪い人じゃないと思った
それにしても、陽子の数少ないママ友の遥
ほんとにこういうサッパリして懐の深い人は貴重
陽子が「保護者」というコミュニティーにギリいられるのも遥のおかげだと思う
しかし、役員の仕事は立派ですが
結果的に子供との時間が削られるのは本末転倒ですよね…