「さよなら、田中さん」
鈴子るりか
コレの続きです

「花も実もある」
花の本名は、花実。
お母さんいわく、「死んで花実が咲くものか」
とにかく、生きろって意味。
そのとおり、お母さんは生命力が強い。
なんでもよく食べる。拾ってでももらってでも食べる。
そして、天涯孤独だったお母さん
そんなお母さんに、お見合いの話が来て…
お見合い話を持ってきた、世話焼きの大家さんのおばさんには
ニートのひきこもり息子、けんとがいるんだけど
けんとがめっちゃいい奴で泣けた
大家さんのおばさん、ちゃんと愛情は息子に伝わってますよ!
お見合い相手の風間さんの真意は最後までわからなくて、
正直サスペンスだったけど
きっとどんな状況のひとも、針の先ほどの希望を見出だして
そのわずかな光を頼りに明日も生きてるんだろう
花にとって、その希望の光とは
例えば頂き物の天ぷらや、おいしいケーキや
いつか庭に咲くかもしれない桃の花をみんなでお花見する未来のことなんだと思った

そう思うと、小さな希望がいっぱい