「穴」
小山田浩子

コレの続きです下差し

「いたちなく」


子どものいない夫婦

夫の友人は、最近結婚し田舎に引っ越した
それが、引っ越してからというもの、家屋に住み着いたいたちの被害で
すっかり参っているという

夫婦は、田舎にある夫の友人宅を訪ねた



生きることの業の深さみたいなものと

関連させて意味づけて読むのもいいかもしれないが



やっぱり私は安部公房的愉しさというか

意味はよくわからないが、なぜか読んでて愉しいという感想

 


いたち被害の描写なんて、読んでるだけで痒くなりながらも

なんだかゾワゾワするような快感?があったり


主人公の妻の大人しさに隠れた闇深い感じや


妻の「いたち退治の記憶」なんかも、不快感と快感が混じり合うような感覚だった



短い一編だが、ピタッとまとまっている印象


うまく言えないけど、なんか癖になるっていうか~