ぼくたちはきっとすごい大人になる
有吉玉青
コレの続きです

四話め。
「シュルッセル」
楽譜は読めないし、ピアノは習わせてもらえないし
音楽の教科書はつまらない歌ばかりだし
音楽の授業が大嫌いな哲平。
でも、代替教員として来たミオ先生は
哲平の美しい声を見いだした。
音楽に、歌うことに、ミオ先生に、どんどん夢中になる哲平
やがて、哲平に「成長」が訪れる

まず
ミオ先生、罪ですなぁ~!!
はじめに言っておくと、女教師と小学生の危険な恋愛話ではありません
(あたりまえ)
ミオ先生は純粋に音楽に、歌に夢中で
そのほかのことはあまり見えていない
哲平の才能を心から尊重してはいたが
結局、夢中だったのは「天使の声」だけ
哲平の心配どおり、
ミオ先生は哲平の「天使の声」をわりとすぐ忘れるし
なんならすぐに次の「天使」を見いだして夢中になるであろう。
だけど、哲平にとっては新しい世界の扉を開いてくれたし
よかったことではないか
哲平はボロボロにうちひしがれましたけどね…
元気だせ哲平!
なにひとつ無駄になんてならないよ!
気を取り直して、すこやかに大人になりなされ
今日のワシ、優しいよ