恋はさじ加減
平安寿子

「泣くのは嫌い」
仕事のデキる大人の女、志奈の唯一の弱点はタマネギ。
頑として食べず、子供のようにこっそりタマネギだけ避ける
そんな志奈を面白いと近づいてきた男、徹と恋仲になる。
はじめは良かった。
徹が志奈のタマネギ嫌いを克服しようとし始めるまでは…
好き嫌いはないほうがいいし、嫌いなものだけ避けるなんてことは行儀がよくない
恋人の苦手な食べ物を克服させてあげたいというのも、まあ悪いことではない
だけどね
私この、徹って男無理!!



相手を変えようとするのってある意味傲慢だし
相手がそれを望んでないならなおさら。
「君のためを思って」ってそれあんたの価値観だよね?
おせっかいな人、ほんと無理だわ
(男女ともに)





正確には、自分の中で抑えずに言動に出すおせっかいが嫌い
求めてねーよ
さらにね
志奈と口喧嘩のシーンがあるんだけど、その時の徹が読んでてめちゃムカつく
喧嘩の時の態度って
本性出るよねーって思う

私だったらそのまま別れて二度と会わん

だから志奈にまったく共感できん

結局、
好きも嫌いも自分では
どうしようもできないこと
っていうお話なのかなーって思った